足立区の子ども・子育て支援のまとめ。令和5年4月からあだち出産・子育て応援事業を開始
5,338 View東京都足立区の子ども・子育て支援をまとめました。
独自の子育て支援事業を多く実施している足立区の各種サービス詳細をご紹介します。
足立区子育て支援の最新トピック
足立区は、令和5年4月1日から「あだち出産・子育て応援事業」を開始。
令和4年4月1日以降に生まれた子を養育する方に「出産応援ギフト」(5万円相当のクーポン)と「子育て応援ギフト」(5万円相当のクーポン)が支給されます。
また令和4年4月1日以降に妊娠届を提出した方にも「出産応援ギフト」(5万円相当のクーポン)が支給され、出産後は「子育て応援ギフト」(5万円相当のクーポン)も支給されます。
以下のいずれかに該当する場合は対象外となります。
※対象となる妊娠・出産に係る同様のギフトをすでに受給している(他自治体を含む)
※令和4年3月31日以前の出産(「東京都出産応援事業」の該当となる場合がございますのでご確認ください)
幼稚園・保育園について
お子さんを預ける施設にはいくつか種類があります。
1、認可保育所
保護者が就労や病気等の事情により、日中、保育ができない期間に限って保護者に代わり0~5歳児(園によって異なる)のお子さんを保育する施設です。
2、東京都認証保育所
東京都の認証を受けた保育施設です。保育を必要とする理由を問わず、どなたでもご利用になれます。
3、認定こども園
幼稚園と保育所の機能や特徴を併せ持つ施設で、対象は0~5歳児(園により異なる)です。
4、小規模保育所
保護者の就労等により保育を必要とする0歳から2歳児までの児童を預かります。定員6名から19名を対象に、国及び足立区の基準を満たした保育専用施設で、家庭的保育に近い雰囲気のもと保育を行います。
5、私立幼稚園
幼児を保育し、心身の発達を促進する施設で、対象は3~5歳児です。
6、家庭的保育(保育ママ)
保護者の就労等で保育を必要とする生後57日目から2歳児までの児童を家庭的保育者の自宅等で預かります。定員5名以下を対象に、国及び足立区の基準を満たした施設で、家庭的な保育環境と愛情の中ですこやかに育てることを目的に保育を行います。
足立区の待機児童数
令和5年4月1日時点の足立区の待機児童数は0人です。
平成27年度から令和3年度までに新規施設整備等により4,000人超の保育定員数の拡大を行い、園児受入数を増やしました。また、年度途中で待機児童が発生した場合の対応策として、令和5年度よりベビーシッター利用支援事業を実施しています。
認定について
認定区分
保育施設を利用するためには、認定区分ごとに申し込みが必要です。
認定区分は以下の3種類です。
・1号認定(教育標準時間認定)
…満3歳児以上の子ども
・2号認定(保育認定)
…満3歳以上の子ども
・3号認定(保育認定)
…3歳未満の子ども
利用できる施設
認定区分ごとに利用可能な保育施設が異なります。
保育園を利用したい場合には、2号または3号の認定が必要です。
・1号認定(教育標準時間認定)
…幼稚園、認定こども園(幼稚園部分)
・2号認定(保育認定)
…認可保育所、認定こども園、小規模保育、家庭的保育、東京都認証保育所、企業主導型保育
※小規模保育、家庭的保育(保育ママ)については、2歳児クラスに該当する方のみ
・3号認定(保育認定)
…認可保育所、認定こども園、小規模保育、家庭的保育、東京都認証保育所、企業主導型保育
保育認定について
保育所などでの保育を希望される場合の保育認定(2号・3号認定)に当たっては、以下の事由いずれかに該当することが必要です。
①就労・就労予定……月48時間以上働いているとき、就労予定のとき
②疾病・障がい……保護者が保護者の疾病・障がいがあるとき
③介護・看護……親族の介護・看護をしているとき
④災害復旧……災害の復旧にあたっているとき
⑤求職活動……求職活動をしているとき
⑥就学・就学内定……就学しているとき(就学内定有の場合を含む)
⑦妊娠・出産……妊娠や出産のとき
⑧その他……虐待、育児休業に該当するか否か
また、認可保育所を利用できる時間は、「保育標準時間(最大11時間)」と「保育短時間(最大8時間)」の2区分存在します。
どちらに該当するかは就労実態等に応じて決まります。
施設の利用について
利用手続きの流れ(1号認定)
幼稚園・認定こども園(1号認定)
①幼稚園等に直接、利用申込をします。
②幼稚園等から入園の内定を受けます。
③幼稚園等を通じて保育の必要性の認定の申請をします。
④幼稚園等を通じて区から認定証(1号認定)が交付されます。
⑤幼稚園等と契約します。
※幼稚園・私立認定こども園:入園を希望する施設へ申し込み。
区立認定こども園:区または区立認定こども園へ申し込み。
利用手続きの流れ(2号、3号認定)
①保育の必要性の認定の申請をします。(保育施設利用申込も同時に行うことができます)
②区から認定証(2号・3号認定)が交付されます。
③保育施設の利用の申込をします。
④区が利用調整を行います。
⑤利用施設の決定後に契約となります。
※4月利用分については認定証の交付が遅れる場合があります。
保育料について
保育料は保護者それぞれの区民税所得割額の合算、または、同居の祖父母等の区民税所得割額と入園時の子どもの年齢により決定されます。また、認可保育園・認定こども園と小規模・家庭的保育でそれぞれ異なります。認証保育所については、各施設により異なります。保育料は4月から8月までは前年度、9月から3月までは今年度の区民税所得割額をもとに算出されます。
「子育て世帯生活支援特別給付金」とは?
食費などの物価高騰に直面し、影響を特に受ける低所得の子育て世帯に対し、生活の支援を行う観点から、国の事業として「子育て世帯生活支援特別給付金」(児童1人につき 50,000円)」が支給されます。
「子育て世帯生活支援特別給付金」の受給方法は?
ひとり親世帯の場合
【申請が不要な方】
・令和5年3月分の児童扶養手当を受給している方は、令和5年3月分の「児童扶養手当が支給されている口座」に振り込み。
・令和5年4月分の児童扶養手当について新たに受給者となった方は、令和5年4月分の「児童扶養手当が支給されている口座」に振り込み。
【申請が必要な方】
・令和5年5月分以降、新たに児童扶養手当の受給者となった方
・公的年金を受給しているため、令和5年3月分の児童扶養手当の支給が全額停止されている方で、令和3年中の収入額が児童扶養手当法で定められている支給制限限度額を下回る収入の方
・令和5年3月分の児童扶養手当は受給していないが、物価高騰の影響を受けて家計(収入)が急変し、令和5年1月以降の収入が児童扶養手当を受給している方と同等の水準であると認められる方
上記3つに該当する方は、「申請書の記載口座」に振り込まれます。
詳細が決まり次第、ホームページやあだち広報にて案内が出ます。
ひとり親世帯以外の低所得の子育て世帯の場合
【申請が不要な方】
「令和4年度低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親世帯以外)」の支給対象だった方
【申請が必要な方】
令和5年3月31日時点で18歳未満(障がい児については20歳未満)の児童を養育している方で、下記のいずれかにあてはまる方。
①令和5年度の住民税が非課税の方
②物価高騰の影響を受けて家計(収入)が急変し、令和5年1月以降の収入が住民税均等割の非課税水準と同等であると認められる方
該当する方は「申請書の記載口座」に振り込まれます。
詳細が決まり次第、ホームページやあだち広報にて案内が出ます。
■足立区親子支援課 子育て給付金担当
電話番号:03-3880-5721/受付時間:平日8時30分から17時00分まで(土日祝を除く)
足立区の子育てで利用できる給付金・支援制度
あだちスマイルママ&エンジェルプロジェクト(ASMAP)事業
足立区では、妊娠届を提出した際のアンケートや相談内容から、母子保健コーディネーター等が個別にケアプランを作成し、必要な制度やサービスを案内してくれます。また、妊娠中・産後の体や生活、出産に関することなど、不安や悩みがある場合にも気軽に相談することができます。
スマイルママ面接
足立区では保健師等が妊婦の方と面接を行い、育児に必要な物品(子ども服等)との交換や、タクシー乗車に使用できる「こども商品券」を胎児1人につき1万円分を配付しています。
※双子を妊娠された場合は2万円分です。
※保健予防課と保健センターでは、妊娠届出・面接・ギフトカードを同日に配布することができます。
ファーストバースデーサポート
令和3年4月1日から、区内在住の1歳を迎えるお子さんがいるご家庭を対象に育児パッケージを配付するとともに、子育て支援の情報提供、ご家庭の状況把握や相談支援をしてくれます。育児パッケージの内容は、こども商品券(こども服やおもちゃ等との交換や、タクシー乗車にも利用できるギフト券)と、東京都発行の「体罰などによらない子育てハンドブック」、「とうきょう子育て応援ブック」等です。
以下のいずれにも該当する方が対象となります。
①令和3年4月1日以降に1歳を迎えるお子さんと住民票を同一にし、そのお子さんを養育している方
②1歳を迎える月に、そのお子さんとともに足立区に住民登録がある方
いずれにも該当し、お子さんの1歳を迎える月にお送りする「子育てに関するアンケート」を期日までに足立区役所保健予防課へ返送していただいた方に育児パッケージが配付されます。
※育児パッケージの配付には、アンケートが保健予防課へ到着した時点で1歳を迎えるお子さん、対象者ともに足立区に住民登録がある必要があります。
※こども商品券は1歳を迎えるお子さんが、第1子の場合1万円分、第2子の場合2万円分、第3子以降の場合3万円分が支給されます。
※第何子の数え方は、申請日時点で、同じ世帯の住民票に住民登録があり、家計を同一にし、養育している18歳未満のお子さんの人数に対し、1歳を迎えるお子さんが何番目の子どもに当たるかで決定します。
多胎児家庭移動支援
足立区に住民登録があり、令和3年4月1日以降で0歳・1歳・2歳の多胎児を養育している世帯を対象に、タクシー乗車に利用できるこども商品券24,000円分を配布します。
※対象世帯へは、通知または赤ちゃん訪問等でお知らせします。
※こども商品券は各年齢につき1回配布します。
足立区産後ケア
出産後の心身が不安定になりやすい時期に、お母さんの心とからだの休憩や、赤ちゃんの適切なケア、育児等の支援が必要な方をサポートしてくれます。赤ちゃんを別室で保育士に預け、助産師への相談ができる「デイサービス型」と、医療機関等での「宿泊型・日帰り型」の2種類があります。また、「こんにちは赤ちゃん訪問」において保健師等がご自宅等にうかがい、お母さんの心身の健康相談を受けてくれます。
●デイサービス型の場合
【実施施設】
・マタニティ&ベビーハウスOhana
・足立区梅島3-4-8 うめじまKSビル2F (東武スカイツリーライン梅島駅から徒歩3分)
【開催日時】
・毎週火曜日(産後5ヶ月未満のお母さんと赤ちゃん)
・毎週水曜日(産後5ヶ月まで1年未満までのお母さんと赤ちゃん)
※いずれも祝日及び12月29日から1月3日までを除く、午前10時から午後3時まで
【費用】
デイサービス型:500円(昼食が必要な方は別途有料)
【利用方法】
1、利用を希望する日が属する月の前月1日から15日までに、実施施設のホームページから申し込む。
例:利用希望日が9月14日の場合 8月1日から8月15日までに申し込み
利用希望日が10月5日の場合 9月1日から9月15日までに申し込み
2、申込期限の終了後、利用者を決定し保健予防課より利用の可否が郵送で通知される。
3、当日必要な物を持参して施設へ利用料を支払い利用開始。
【当日の持ち物】
・母子健康手帳
・健康保険証
・利用料500円
・区からの利用結果通知書
※ミルク・哺乳瓶・おむつ・おしりふき・着替え等は施設に用意してありますが、赤ちゃんが普段使っているものや離乳食などを使用されたい場合は持参してください。
●宿泊型・日帰り型の場合
【実施施設】
詳しくは区のホームページをご覧ください。
【利用期間・日数】
医療機関等での宿泊型・日帰り型を合わせて7日(産後4ヶ月未満まで)
※実施施設によって利用できる産後の時期が異なる場合があります。
【費用】
宿泊型:1日5,000円
※多胎児の場合は、子1人あたり1日2,000円が加算されます。
※住民税非課税世帯・生活保護世帯は免除制度があります。
日帰り型:1日2,500円
※多胎児の場合は、1人あたり1日500円が加算されます。
※住民税非課税世帯・生活保護世帯は免除制度があります。
【利用方法】
1、妊娠8ヶ月以降から利用希望日までの2週間前までに、足立区役所保健予防課の窓口に母子健康手帳をご持参のうえ、お母さんご本人が申請します(来庁が困難な場合や、緊急で産後ケアの利用が必要になった場合は個別にご連絡ください)。
※当日は保健師による面接を実施。
※医療機関等での「宿泊型」「日帰り型」は一緒に申請することができます。
2、申請後、原則2週間以内に利用の可否について通知が届きます。
3、利用承認を受けた方は、利用を希望する施設に直接電話で利用日の予約をします。
4、利用日の当日は、利用承認通知書・母子健康手帳・利用者負担金のほか、各施設において必要な物を持参してください。
おたふくかぜワクチン予防接種費用の一部助成
令和4年4月2日以降で、1歳の誕生日の前日から2歳の誕生日の前日までの方を対象に、接種費用のうち1回分4,000円を負担します。
※これまでにおたふくかぜにかかった方、2回以上接種した方は対象外です。
※接種費用は医療機関により異なります。
※接種費用のうち、区の負担額を除いた自己負担額は、医療機関にお支払いください。
親子はじめて歯科健診「こんにち歯ひろば」
9ヶ月~1歳2ヶ月の子どもと保護者を対象に、親子歯科健診、個別の歯みがき体験、むし歯予防のお話などを無料で実施しています。
保健センターより、子どもが9ヶ月になる月に案内が送付されます。日程を選んで予約してください。
子育てのお悩みを相談できる場所
きかせて子育て訪問事業
区内在住で、妊娠している方または未就学のお子さんの子育てをしている保護者を対象に、無料でご自宅や事業所で子育て相談をすることができます。
【利用の流れ】
1、申請
足立区オンライン申請システムで利用申請をします。
※こども家庭支援課(03-3852-3535)に電話でのお申し込みもできます。
2、ご希望等の確認
委託先事業者から連絡があります。サポーターへのご希望等をお伝えください。
委託先事業者:NPO法人子育てパレット(03-5888-6943)
3、サービスの利用
サポーターが1~2週間に1回(1~2時間程度)、お話を伺います。
あだちマイ保育園
0歳から就学前のお子さんをご家庭で育てている方や妊婦の方を対象とした子育て支援制度です。「マイ保育園」を登録することで子育て相談だけでなく、園の情報を得ることができます。また、行事見学や園庭・室内でお子さんが遊ぶことができるといった各園のサービスを利用したり、給食体験をしたりできます。
乳幼児すこやか相談
子育てに関する悩みや疑問などを、区内の認可保育所や区立認定こども園の職員に相談できます。毎週月曜日から金曜日(祝祭日は除く)の午前10時から午後4時まで、電話・FAX・メールまたは面談にて相談を受けつけています。
※実施園などの詳細については、区のホームページをご覧ください。
ペアレント・メンターによる子育て相談
ペアレント・メンター(発達障がい特性のある子の育児経験がある保護者)が、同じように発達障がい特性のある子の子育てをしている方の相談に応じてくれます。個別面談や少人数での茶話会などを行っています。※予約制
■一般社団法人ねっとワーキング
郵便番号:120-0012 足立区青井3-7-17 2F(TX青井駅地上出口より徒歩3分)
電話番号:03-6806-3166/受付時間:毎週火曜日・木曜日・金曜日の午前10時から午後5時(祝日除く)
Eメール:https://p-mentor.com/
まとめ
足立区は、独自の支援制度が充実しており、特に妊娠から出産、子育てまでの切れ目のないサポートが特徴ともいえます。
妊娠届を提出すると同時に「スマイルママ面接」を通して、妊娠中や産後の不安を気軽に相談することができます。その際、担当の母子保健コーディネーター等が、個別のケアプランを作成し、1人1人に必要な制度やサービスをご紹介します。
また、育児に必要な物品と交換ができたり、タクシー乗車にも利用することができる「こども商品券」が手に入る「ファーストバースデーサポート」などの充実した支援制度を受けることもできます。
育児に関する相談をすることができる環境も多く、「足立区産後ケア」「乳幼児すこやか相談」など出産後の保護者とお子さんへの支援にも力を入れている自治体です。
「マイ保育園」を登録することでも子育て相談が可能になります。さらに保育施設のイベント見学・参加ができたり、保育園にある絵本を借りる等のサービスも受けられるようになります。
足立区は妊娠~子育てまでトータルで細やかなサポートが豊富な自治体といえるのではないでしょうか。
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