NPO法人ファザーリング・ジャパンが首都圏の大学生を中心とした学生343人に対し、結婚や子育てに関する意識調査を実施。
令和の時代を生きる今の学生たちにとって大きなライフステージの変化となる「結婚」や「出産」、そして「子育て」という課題はどのように認識されているのでしょうか。
前述のアンケートで、具体的には「学生向け『現代の子育て講義』ニーズ調査」が行われました。
結婚〜出産〜子育てというライフイベントに対して、講座や研修があれば受けてみたいですか?との質問に71%の学生が「はい」と回答。
一方で子育て自体には半数以上がネガティブなイメージを持っているという実態が明らかになりました。
「今現在の子育てのイメージについて教えてください」
・ポジティブなイメージ(楽しそう、幸せそう)が強い・・・ 35%
・ネガティブなイメージ(大変そう、ツラそう)が強い・・・ 52.8%
・よくわからない・・・ 12.2%
また、もし結婚して子どもが生まれたら育休を取得したいと考えているか?との質問に対しては、82%の学生が「はい」と回答しました。
「子どもが生まれたら育児休業を取得したいですか?」
・はい・・・ 82.8%
・いいえ・・・ 2%
・わからない・・・ 7%
「いいえ」と答えた学生が極端に少ないという事実にも、特筆すべきものがありそうです。
結婚や子育てに対しては前向きな意思があるものの、その実情が見えにくいからこそどこか不安で、ネガティブなイメージにつながってしまうのかもしれません。
こうした学生たちに対してライフキャリア教育や研修の機会を設けることは、とても意義深い経験になります。
育休・産休を取得する当事者だけでなく、これから社会に出ていく学生たちにもこのような知識があることは、近い未来の働き方を変えていく第一歩となりうるでしょう。
こうした取り組みが、少子化対策や社会変革をドライブしていく要因の一つになるのではないでしょうか。
(コノビー編集部)
参考:
《学生の7割が育児等「ライフ教育」の機会を希望》「学生向け『現代の子育て講義』ニーズ調査」結果発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000027919.html