デジタル化が進む現代で、子どもがそろばんを習う理由とは何なのでしょうか?
今年6月に発表された「子どものそろばん教室通いに関するアンケート調査」の結果をご紹介します。
調査対象は、子どもをそろばん教室に通わせている保護者100人。子どもの年齢は3~18歳でした。
子どもがそろばんを習った年齢を聞くと、 最多回答は「小学生低学年(1~3年生)」(63%)で、「小学生高学年(4~6年生)」(20%)、「幼稚園児」(16%)が続きました。子どもがそろばんを習い始める時期は小学校低学年が多いものの、未就学の時期から習うケースがあることがわかります。
そろばんを習う理由を複数回答で質問したところ、1位は「算数力、暗算力を高めたい」で、2位は「集中力アップ」でした。数字に親しみ、数字を通じて論理的思考力を養って欲しいとの親の気持ちが見てとれます。
子どもがそろばんを習っている期間で最も多いのは「1年以上3年未満」(33%)で、「3年以上5年未満」(22%)、「半年以上1年未満」(21%)が続きました。レッスンの頻度は、「週1回」(53.7%)が多いものの、「週2回」(43.2%)と答えた人の割合は約4割に達しています。
月謝について尋ねると、「5000円〜8000円」(56%)が最も多く、「5000円未満」(35%)が続きました。
そろばんを習うことで、子どもにはどのような変化が起こったのでしょうか。保護者に複数回答で質問したところ、1位は「算数力、暗算力が高まった」(74件)で、2位の「集中力や注意力が向上した」(43件)、3位の「自信がついた」(31件)に差をつけています。
習う目的のトップ回答が「算数力、暗算力を高めたい」であることを考えると、理想の結果が得られているといえます。
また「自信がついた」のような内面的な変化も見られました。
暗算ができるようになったり、集中力が高まったりすることで、子どもの中に「これができた!」という体験が積み重なった結果なのでしょうね!
(コノビー編集部)
参考:
株式会社サイトクリエーション「子どものそろばん教室通いに関するアンケート調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000080834.html