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公開 2023年07月18日  

赤ちゃんにドライヤーは必要?いつから?選び方や使うときのポイントもご紹介

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赤ちゃんの髪の毛を乾かす際、ドライヤーを使うかどうか迷われている方も多いのではないでしょうか。お肌がデリケートな赤ちゃんにドライヤーを当てる場合、いくつかの注意点があります。今回は、赤ちゃんにドライヤーを使うときのポイントや、赤ちゃん向けドライヤーの選び方などについてご紹介します。赤ちゃんのドライヤーの使い方で悩んでいるパパママは、ぜひ参考にしてください。


赤ちゃんの髪の毛にドライヤーは必要?

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赤ちゃんの髪の毛は大人よりも細くて少ないため、基本的にドライヤーで乾かす必要はありません。

新生児〜生後数ヶ月の髪の毛が少ない時期は、タオルドライのみで十分という意見が多いです。

ドライヤーが不要といっても、髪の毛を乾かしてあげることは大切です。

お風呂あがりに髪の毛を濡れたままにしておくと、湯冷めによって風邪をひいたり、かゆみやフケの原因となったりする恐れがあります。

入浴後はタオルで丁寧に乾かしてあげましょう。

タオルドライでの乾かし方

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前述したように、赤ちゃんの髪を乾かすのは基本的にタオルドライで十分です。

タオルドライをする際には、以下のようなポイントを押さえておきましょう。

・やさしく丁寧に拭く
・やわらかいタオルを使用する
・必要であればドライキャップを使用する

赤ちゃんの頭を拭くときには、「やさしく丁寧に」を第一に考えるのが基本です。

強い力でゴシゴシ拭くと、デリケートなお肌を傷つけたり、未発達な頭蓋骨に負担を与えたりする恐れがあります。

また、赤ちゃんの頭皮を傷つけたり髪の毛が絡んだりしないように、やわらかいタオルを使用するのがおすすめです。

赤ちゃんの首がすわりよく動くようになると、タオルで拭いてあげるのも一苦労になるでしょう。

そのような場合は、ドライキャップがおすすめです。

ドライキャップは赤ちゃんの頭にかぶせてあげるだけで、髪の毛の水分をある程度吸収してくれます。

タオルドライをするパパママの負担も軽減できるので、ぜひ試してみてください。

赤ちゃんにドライヤーはいつから使う?


赤ちゃんにドライヤーを使う時期に関して、明確な基準はありません。

使いはじめの時期を決める際は、月齢ではなく髪の毛の量を判断材料にしましょう。

個々の成長に合わせて対応するのが大切です。

目安として、タオルドライをしても就寝までに自然乾燥で乾かなくなるくらい毛量が増えたときに、ドライヤーの使用を検討しましょう。

また大前提として、赤ちゃんがドライヤーに対して恐怖心を抱かないかという点も重要です。

温風や音を怖がる場合は、無理やりドライヤーを使う必要はありません。

髪の毛が乾きにくい冬の時期にドライヤーを使い始めたというママも多いようです。

髪の毛が濡れたままの状態で長時間放置してしまうと、雑菌が繁殖して頭皮トラブルを起こす恐れがあります。

赤ちゃんの毛量や気温などを考慮しながら、濡れた髪の毛を適切な方法で乾かしてあげましょう。

赤ちゃんに使うドライヤーの選び方


赤ちゃんのデリケートな髪の毛を乾かす際は、使用するドライヤーの種類にこだわりましょう。

ここからは、赤ちゃんに使うドライヤーの選び方についてご紹介します。

低温・弱風モードのあるドライヤーを選ぶ


毛量が少なく、お肌が敏感な赤ちゃんに対して、温度が高く風力の強いドライヤーを使うのはおすすめできません。

温度や風力を調整できるドライヤーでやさしく乾かしましょう。

なおドライヤーの冷風モードについては、「寒過ぎて風邪をひいてしまうため良くない」「夏場に少しなら心地よく使える」など、さまざまな意見が見られます。

冷風モードの良し悪しに関する明確な根拠はないため、専門医に確認するか、低温の温風が出るドライヤーを選ぶのが無難です。

音が控えめのドライヤーなら、赤ちゃんが驚きにくい


赤ちゃんは音に対して非常に敏感なため、なるべく音が控えめのドライヤーを選ぶのがおすすめです。

ドライヤーの音が大きいと、赤ちゃんが驚いて泣いてしまったり、寝られなくなったりする恐れがあります。

運転音がトラウマになって、ドライヤー自体を嫌いになってしまう可能性もあるので注意しましょう。

赤ちゃんにドライヤーを使うときの3つのポイント


赤ちゃんにドライヤーを使うときには、いくつかのポイントを知っておく必要があります。

ここからは、赤ちゃんにドライヤーを使うときのポイントについてご紹介します。

まずはしっかりタオルドライする


赤ちゃんにドライヤーを使う前に、まずはしっかりとタオルドライしておきましょう。

赤ちゃんのデリケートな頭皮や髪の毛に、ドライヤーの温風を長時間当て続けるのは良くありません。

タオルドライで余分な水分をしっかり飛ばしておくことで、ドライヤーの使用時間を短くできます。

赤ちゃんの頭に近づけ過ぎない

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赤ちゃんの頭皮は大人よりも薄いので、ドライヤーの温風が当たり過ぎるとやけどしてしまう恐れがあります。

やけどのリスクを軽減するため、ドライヤーはできるだけ頭から離した状態で使用しましょう。

また、赤ちゃんの頭皮に向けて、ドライヤーの温風を1ヶ所に当て続けるのは危険です。

髪の毛や頭皮のダメージを軽減するためにも、まんべんなく風を当てることを意識してください。

小刻みにドライヤーを動かしながら、髪をかき上げるようにして頭全体を乾かすのがポイントです。

泣く・嫌がる場合は無理に乾かさない

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赤ちゃんがドライヤーの音を嫌がったり、泣いてしまったりする場合は無理に乾かそうとせず、ドライヤーのスイッチをオフにしましょう。

音に敏感な赤ちゃんにとって、ドライヤーの運転音はストレスになる可能性があります。

泣いている赤ちゃんに対して無理やりドライヤーを使うと、泣き止まなくなったり寝られなくなったりする恐れがあります。

ドライヤーの最中に赤ちゃんが泣き出してしまったらすぐに使用を中止して、やさしく声をかけながら赤ちゃんの気持ちを落ち着かせてあげましょう。

先述したように、ドライヤーを使い始める時期に明確な基準はありません。

焦ってドライヤーに慣れさせようとせず、目の前の赤ちゃんの様子を見ながら乾かせるタイミングで乾かすことが大切です。

ドライヤーの音で泣き止む・寝るという赤ちゃんも


ドライヤーの音を嫌がる赤ちゃんがいる一方で、ドライヤーの音で泣き止んだり眠りやすくなったりする赤ちゃんもいるようです。

厚生労働省のサイトでは、赤ちゃんを泣き止ませる方法として、ビニールや掃除機の音を聞かせることを紹介しているため、ドライヤーの音で泣き止んだり眠りやすくなったりする子もいそうですね。

掃除機やドライヤー、ビニール袋などの音は、赤ちゃんがママのお腹の中で聞いていた音に似ているといわれており、お腹の中と似たような環境にしてあげることで、赤ちゃんは安心すると考えられています。

赤ちゃんが泣き止まないことでお困りの方は、ドライヤーの音を聞かせて様子を見てみるのも1つの手でしょう。

参考:厚生労働省「赤ちゃんが泣きやまない~泣きへの対処と理解のために~」

まとめ


今回は、赤ちゃんにドライヤーを使うときのポイントや、赤ちゃん向けのドライヤーの選び方などについてご紹介しました。

生まれたばかりの赤ちゃんは、ドライヤーを使うのではなく、タオルドライでやさしく髪を乾かしてあげましょう。

毛量が増えてきたら、今回ご紹介したポイントを押さえたうえでドライヤーを使ってみてください。

※ この記事は2024年11月17日に再公開された記事です。

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