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公開 2023年10月01日  

「主婦をナメてた」サラリーマンから主夫になった男の本音

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コノビー編集部オススメの名作育児記事をお届けします。


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会社員の経験を持ちつつ現在は主夫をされている河内瞬さんの著作『主婦をサラリーマンにたとえたら想像以上にヤバくなった件』(主婦の友社)よりご紹介。

2020年2月公開の作品です。
https://mama.smt.docomo.ne.jp/conobie/article/15341

暴れる子どもを部下にたとえてみた

「主婦をナメてた」サラリーマンから主夫になった男の本音の画像1

子連れの大変さは理解されにくい


高齢者に席を譲るっていうのは常識になっているし、俺もやっていたけれど、父親になってからは、子連れの人にもすぐに譲るようになった。

それは、子連れで席に座れないということがいかに大変なのかを身をもって知ったから。

しかし、この状況、俺が独身でも理解することができただろうか? といつも考えてしまう。

こんなつぶやきをTwitterでしたら、独身の方から「自分はイマイチ子連れの親御さんの大変さがわからない」というコメントをもらった。

そうだよなぁ......。

俺も親になって初めてわかったのだが、小さな子どもはもちろん、 ある程度大きくなった子どもでも、単純に座れないだけでぐずる......。

大人だけなら待つなり店を出るなりできるのだが、子どもが一緒の時点でコントロールがきく大人だけの状況とはまったく別なのだ。


子育てと似たような大変さに「介護」があるが、介護の大変さは比較的理解されやすいように思う。

ところが子育ては「子どもは可愛い」という事実ばかりに目がいき、その大変さが理解されにくいように感じる。

さらに、子育て世代は介護世代より若いから、体力があるように見えるのも誤解される一因かもしれない。

でも、20代・30代だって、育児は慢性的に体力と精神力を削られるのだ。

子どもは普通に重いし、子連れの外出は荷物も増えるし...。

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部下を育てようと頑張った結果がこれ

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育児をしたことがない人にとって、育児は「子どもの相手をするだけの楽な仕事」と見えることも多いらしい。

確かに大人と違い、小さい子どもと腹の探り合いなんてしないし、小さい子どもは素朴で可愛い。

子どもの求めにただただ応じる、それが育児だ。

文字にすると簡単そうに見えるし、なんだかとてもほほ笑ましくも思える。


しかし、それは子どもの相手を片手間でやるような場合の話。

残念ながら子どもの要求は大人でも片手間で解消できることはほとんどなく、子どもは常に自分にフルコミットすることを求めてくる。

育児をしたことがない人は皆、口をそろえて「子どもの相手をする だけでしょ?」と言う。

そして育児を経験すればこれも皆、口をそろえて「子どもの相手って大変なんだね......」と言う。

特に簡単だと思っていた人ほど、そのギャップに大変だと感じるのではないかな。


育児ほどイメージと中身が一致しない職業もないと思う。

部下を立派に育て上げようと努力するが思い通りにならない。

でも、その部下は可愛いキャラで社内では大人気。

「あんなに可愛いやつが部下でうらやましいよ」と言われたときの気分に近いかな。


子どもがいると、たとえ家にいようが実際は何もできない。

子どもと家にいる=暇、とかマジありえん......。

働いてる側からは優雅とか言われることもあるけれど、そこに子どもがいるだけで何もできない、この感覚......。

テレビやYouTubeを集中して見られるようになるのだって 4歳か5歳?

物理的に離れる以外、一人時間の確保は無理。

だから働いてないとか在宅なのに子どもを預けるなんて、とは絶対思わないでほしい。


しかも育児とは子どもの相手をすることだけではない。

育児とは文字通り子どもを育てることを指す。

つまり超大変な子どもの相手も、育児の中では氷山の一角なのだ。




育児の実態…。

経験したことがない方には、なかなか想像がつきにくいですよね。


サラリーマンの職場や部下にたとえることで、育児がどれほど「ありえない状況の連続であるか」が伝わってきます。

続きは本著でお楽しみください。




(編集:コノビー編集部 大塚)


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