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公開 2015年08月22日  

「早く早く!」が口癖になっていませんか?子どもはみんなそれぞれのペースで前に進む力があります

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早く早く!もっと頑張って!ちゃんとしなさい!こんな言葉をお子さんに繰り返してはいませんか?日々子育てをしていると、そういう言葉を使いたくなる気持ちもわかります。でも、実際子どもにとってはどうなのでしょう?少し考えてみたいと思います。

出典:https://www.flickr.com/photo.gne?id=19492440552

子どもに対して「早く早く!」が口癖になっていませんか?

子どもがなかなか行動しない時「早く早く!」と言ってしまうことありますよね。でも、実際言ってみてもほとんど効果がない。そう思われた事はありませんか?



そしていつの間にか言う事に疲れてしまい、親がついついやってしまう。無理やり手を引っ張ってやらせようとすると、反抗してどうしようもない。結局また「早くしなさい!」を繰り返してしまう。そんなことありますよね。

早く、上手に、ちゃんと。

「早く」「上手に」「ちゃんと」って、子どもに対して言ってしまいがち。でもこれらの言葉、実は子ども以外にも良く使われています。実は、会社で会社で利益をあげるために、よく言われることなのです。



・早く(効率性)

・上手に(品質向上)

・ちゃんと(管理強化)



会社ではとっても大切なこれらの言葉。しかし、子どもに言い続けていいものでしょうか?

子どもはみんな凸凹している

早くして、上手にして、ちゃんとして、みんなと一緒に出来る子ども。周囲にとっては助かることかもしれませんが、実際にそういう子がいたなら「いい子だけど、かわいくない子。子どもらしくない子」と言われてしまうかもしれません。子どもはみんな、出来る事と出来ない事に凸凹があって、ゆっくりと自分のペースで前に進み、成長しようとする力があると思います。



私もついつい小学校2年生の娘に期待し過ぎになってしまうのですが、自分だって完璧な親じゃないのに、そんな完璧な子ども像を押しつける事はしたくないなと、我が身を振り返って反省することがあります。

早くというよりも・・・

「早く!」「ちゃんとしなさい!」そんな言葉を言えば言う程、子どもはプレッシャーを感じてしまい、「やらない!」「嫌だ!」と反抗的になったり、自信を失くして行ったりするのでは無いでしょうか。



そうなると、本来子どもを伸ばそうするために言っている言葉も、効果がなくなってしまいます。

効果の無い言葉かけより、寄り添い、見守る

寄り添い、見守る。よく言われる言葉だと思うのですが、いまいちピンとこない方も少なくないと思います。ここで言う寄り添うとは、側に行って一緒にするという意味だと私は思います。



・「早く!」という前に、側に行って一緒にする。

・「上手に!ちゃんと!」と言う前に、側で親がその動作をする。

・子どもに1対1で横について、「そうだね」と言いながら一緒にする。



・「自分でやる!」って言いだしたら、見守る。

・「自分でやる!」って言わないのに「自分でやりなさい!」と突き放さない。

・「自分でやる!」って言った時「お母さんがやった方が早いからいいわ」と言わない。

そうは言っても、ほどほどに

そんな事分かっているけれど、すごく急いでいる時は「早く早く!」って、ついつい言ってしまうというお母さん。大丈夫、そういう時があっても良いのです。



子どもに凸凹があるように、完璧なお母さんになるのは難しいだし、なる必要も無いと思います。大切なのは、一日中「早く早く!」って、言い過ぎないという事だけ。言い過ぎたかもと思ったら、後々子どもの側に行って「そうだね」と言って一緒にする。出来た時は「出来たね!」って褒めてあげる。



それだけでいいんです。お母さんだって凸凹してるのです。それでこそ、お子さんの凸凹を認められるのだと、私は思いますよ。日々子育て大変かと思いますが、お母さんもゆっくり、お母さん業やっていきましょうね。

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