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公開 2015年08月21日  

世界の学校を覗いてみよう!ヨルダン・パレスチナ難民の学校のエネルギッシュな子どもたち

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僕が訪れてきた世界の学校を紹介しておりますが、今回は中東の学校を紹介致します。ここはヨルダンにある、パレスチナ難民キャンプ内の学校です。このような学校の様子を見る機会はなかなかないと思いますので、ちょっとだけご紹介致します!


中東の親日国、ヨルダンとは?

紛争のニュースが後を絶たない中東地域。ヨルダンと聞くと、同じく危険なイスラム国家だとお思いの方も多いのではないでしょうか?



実際にはそんなことは全くありません。ヨルダンはとても安全な国で、治安もかなり良いんです。夜1人で出歩いてもほとんど問題ありませんし、多くの方が親日的でもあるんですね。日本人だと分かると、満面の笑みで「ウェルカム!」と声をかけてくれる人も多いんです。



しかしそうは言っても、ヨルダンの周辺には確かに紛争地域がいくつもあります。今回僕は、ヨルダン国内にあるパレスチナ難民キャンプを訪れました。そしてその中にある学校への取材を行うことができました。

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「ここが特徴・パレスチナ難民キャンプの学校」其の1 ~誰もが持ち合わせているウェルカムの気持ち~

日本人の多くの方が、「イスラム教=危険な宗教」というイメージを持ってしまっているのではないでしょうか?



確かに一部の過激派が危険な行為をしているのは事実ですが、ほとんどのイスラム教徒は極めて温厚で、本当に優しいのです。そしてイスラムの教えの中に「お客様を特に大切にする」という教義があるのですが、その教えは学校でも強く生きています。



僕が学校を訪問したとき、先生も生徒も売店のおっちゃんも、みんながみんな僕のことを熱烈に歓迎してくれるのです。校内をチラッと覗いていたら、放っておいても人がどんどん集まってきて、僕を学校内に引きづり込んでいくんですね。



「イスラム教ではゲストを本当に大切にするんだ。日本から来たんだろ?ようこそ、よく来てくれたね!」



そういった精神が強く根付いているんですね。

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「ここが特徴・パレスチナ難民キャンプの学校」其の2 ~超エネルギッシュな子どもたち~

そして圧倒されたのが、子どもたちのエネルギー!とんでもない元気さなんですね!



いわゆる発展途上国の子どもたちは、総じて元気いっぱいで驚かされることが多いのですが、パレスチナ難民の子どもたちのエネルギーは1番かもしれません。「どうしてこんなにハイテンションなの?」と問いかけたくなるほど、そのパワーはすごいのです。



それは子どもたちだけではありません。先生方も超パワフル!パワーが余り過ぎてか、平気で子どもたちをバンバン叩いたり蹴ったり。それはそれで大問題だとは思うのですが、そのエネルギーには確かに脱帽です。本当にすごい!

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「ここが特徴・パレスチナ難民キャンプの学校」其の3 ~歴史観や怨恨とどう付き合うか~

学校を案内して下さった先生の前で、僕は「イスラエル」という単語を口にしました。するとその先生は強い剣幕で、「イスラエル?そんな国家はこの世界に存在しない。その名前を私たちの前で口にしてはいけない。」と、僕に訴えてきました。



ご存知の通り、パレスチナとイスラエルは長い長い対立を今でも続けています。パレスチナ側にもイスラエル側にも、それぞれ深い恨みや憎しみの感情が根付いてしまっているのでしょう。



当然それは、教育現場にも反映されます。実際どのような歴史教育が行われているのかまでは分かりませんでしたが、一度発生してしまった対立をどう見つめるべきなのか、強く考えさせられた先生の一言でした。

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教育は対立を超えられるのか

日本でも、隣国との歴史観をもとにする対立が存在しています。そして、ともすればそれぞれの国の教育が、その対立を深めてしまうこともあります。あるいは、その対立感情を政治的な思惑で故意に利用することも珍しいことではなはないのです。



パレスチナの学校は、とても大切なことを教えてくれました。それは「歴史観をいかに教えるか」ということ。この課題はそのまま日本にも当てはまります。



教育とは、みんなが幸せになるためのものであり、世界と仲良くするためのものでもあります。しかしともすれば、それは対立をさらに煽る結果にもなりかねません。

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私たち日本人が成すべき本当の歴史教育とは何か。

この記事をお読み下さった皆様方1人1人が、真剣にそのことを考えていただけましたら幸いです。



最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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