東京都は23年11月、「令和4年度東京都福祉保健基礎調査」の結果を発表しました。
同調査の目的は、都内に居住する子供を養育する世帯の生活実態及び子育ての状況などを明らかにすること。
テーマは「東京の子供と家庭」で、調査対象者は以下の通り。
1:東京都内に居住する小学生までの子供を養育する両親世帯4800世帯
2:20歳未満の子供を養育するひとり親世帯1200世帯
3:1と2の世帯の子ども1440人。学年は、小学校4年生~中学校3年生。
「今、興味や関心があることの中から、最も興味や関心があること」をひとつだけ選択してもらいました。
男子の最多回答は、小学生、中学生ともに「ゲームをすること・YouTube を見ること」(小学生:30.2%、中学生: 35.9%)で、次いで「友だちと一緒に遊ぶこと」(小学生:24.3%、中学生:26.8%)、「スポーツや体を動かすこと」(小学生:10.9%、中学生:8.7%)となっています。
女子の最多回答は、小学生、中学生ともに「友だちと一緒に遊ぶこと」(小学生:22.6%、中学生:19.5% )でした。
2位は、小学生は「ゲームをすること・YouTube を見ること」(19.9%)、「本(マンガ)を読むこと」(11.0%)で、中学生は「服装や髪型などおしゃれに関すること」(19.0%)、「ゲームをすること・YouTube を見ること」(17.2%)でした。
「自分の未来や大人になることについて、どのように考えているか」を聞いたところ、最多回答は「勉強することは、自分の将来に役に立つと思う」(92.2%)で、「将来、家族や人の役に立ちたいと思う(社会に貢献したいと思う)」(89.1%)が続きました。
一方で、「子供のままでいたいと思う」は55.1%に止まっています。
不安や悩みを感じることがあると回答した項目の1位は、「勉強のこと」(52.8%)で、「将来や進路のこと」(44.9%)や「外見や体型のこと」( 35.4%)が続きました。
「友だちのこと・恋愛のこと」は 27.3%、「いじめのこと」は 10.2%でした。
相談相手で多いのは「母親」(73.6%)で、「友だち」( 57.5%)、「父親」( 39.9%)が続いています。
家庭での普段の生活について聞くと、「家族と一緒に食事をとる」(97.8%)や「家族と好きなことやその日のできごとを話す」(91.4%)と答える子どもが多いことがわかりました。
参考:
東京都「令和4年度東京都福祉保健基礎調査」
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/11/29/04.html