ADHDの娘に最高のプロ家庭教師が見つかって。やる気がみるみる上がった話のタイトル画像
公開 2024年02月01日  

ADHDの娘に最高のプロ家庭教師が見つかって。やる気がみるみる上がった話

61,021 View

小学6年生でADHDの診断を受けた次女。中学生活も1年近くになります。娘には憧れの志望校があり、そのために家庭教師を探すことになりました。


>シリーズの最初から読む
ADHDの娘に最高のプロ家庭教師が見つかって。やる気がみるみる上がった話の画像1

WISC-IV知能検査という、知的機能を数値化するための検査を受けたところ、IQは標準の範囲内で、バラツキも15以内。

ものすごく標準的な数値ばかりでした。

ちなみに同じくADHDの長男は高めとはいえバラツキが40近くあったので、次女よりもすごい凸凹ぶりです。
やはり長男も勉強に関してはそのために苦労しています。

数値はあくまでも目安ですが、勉強に対してそこまで大きな苦手はなさそうなのに、成績は下から数えた方が早い娘。もしかすると、やり方次第では受験にむけて成績を上げられるのではないか?と思えました。

実は娘には行きたい芸術系の高校があるんですが、中学の定期テストで7割以上取れる成績が必要です。
実技は何とかなったとしても、テストは今のままでは絶対に受かりません。

本人も成績を上げられるものなら上げたいと言っているので、塾もいろいろ行ってみては、やめて次と試してきました。



ADHDの娘に最高のプロ家庭教師が見つかって。やる気がみるみる上がった話の画像2

中学生ともなると、その先の高校受験があるので、成績が上がらないのを、あまりのんびり見守っているわけにもいきません。

内申点もあるので、提出物をしっかり出したりしないといけないのですが、楽しみながら学べそうなタブレット学習塾へ行ってもすぐに飽きてしまう。

普通の塾へ通ってみても、授業について行けず。

個別指導塾へ行っても、やはり改善が見られず、どうすれば良いか困っていました。


授業の内容についていけないと課題も大変なので提出がおろそかに……。


ADHDの娘に最高のプロ家庭教師が見つかって。やる気がみるみる上がった話の画像3


どうにも煮詰まってしまい、夫とも話して「これはもう、家庭教師の先生を頼るしかないのでは。」という話になり、さっそくネットで検索しまくりました。

SNSや地域限定の募集掲示板、家庭教師派遣の企業等々。

連絡はしたものの、諸条件が合わず面談に至らない個人の先生も複数おられました。

これでダメなら、息子が大学入学してから大学生協で探すという手もあるかな?

と言いながら、ネットで探していく中で、面談したいと思えた方に自宅まで来ていただいて、実際に娘と一緒にお話を伺いました。


ADHDの娘に最高のプロ家庭教師が見つかって。やる気がみるみる上がった話の画像4
ADHDの娘に最高のプロ家庭教師が見つかって。やる気がみるみる上がった話の画像5

教え方は上手そうだけど、ADHDで飽きっぽい気分屋な娘の手綱を握れそうな方はなかなかいなかったです。

面談では「いかに娘に問題集を解かせるか」「机に向かう時間を増やせるか」「最低限これだけはやらないと」といった話になりがちでした。
でも強制的にそれをしたって何もできないのが娘の持つ特性であり、努力でどうにもできないから障害なのです。



そして、地元系のネット掲示板からたどりついた、運命の出会いが。


ADHDの娘に最高のプロ家庭教師が見つかって。やる気がみるみる上がった話の画像6
ADHDの娘に最高のプロ家庭教師が見つかって。やる気がみるみる上がった話の画像7
ADHDの娘に最高のプロ家庭教師が見つかって。やる気がみるみる上がった話の画像8


時給5000円以上が相場の、プロ家庭教師の先生。家庭教師だけで生計を立てられています。

頼もしそうだ!と思ったのですが……、面談の前に予算1ヶ月3万円以内で探していることを伝え、予算的に難しいとお伝えしたところ、週に1回、1時間でも大丈夫ですよ、と言っていただいたので、面談をお願いすることに。

夏期講習等はありませんから、毎月2万円~2万5千円ぐらいで収まります。
それなら普通に塾へ行くのと変わりないか、安いぐらいの出費です。

なにより、何も成果の出ない塾へイヤイヤ行くより、娘にとってはずっと良い選択なのでは?というのが正直なところです。

ADHDの子や、不登校の子を今も何人か教えているということで、面談前から一番気になっていた先生です。
そして期待通り、いえ、期待以上の先生でした。

まず、来てもらってすぐに娘が懐いたことにびっくりしました!
病院で1年以上お世話になっている、発達障害をよく見ている主治医でも、まだ気分によっては話したくないということもある娘が、初対面で楽しそうに話してるんです。

おしゃべりが止まりません。お試しで2時間の予定の面談が3時間になっていました。

実際に、教えていただくことになって最初の授業で「面談の時に面白いと勧めてくれた児童書を5歳の息子の為に買ったよ、俺も読んだけどめちゃくちゃ面白いね!」と感想まで伝えてくれて、後ろで見守りながら感動してました。


授業の内容も、学校の課題提出に合わせながら、どこができていないのか探るようにスタートしました。

「こんなに早くできちゃったの!?すごいね!」「え、ここまで全部一人ですらすら解けてるね!すごい!」

毎回この調子で、娘はずっとご機嫌です。

その「週に1時間」をとても楽しみに、整理整頓や掃除までやるように。
私も先生の褒めるテクニックを少しでも見習えるように頑張らないと、と思いました。全然マネできてないですが。

後日病院では「ADHDのお子さんには、1対1で見てくれる家庭教師はとても相性が良いですよ!いいことだと思います!」と主治医にも太鼓判を押されました。

もちろん、このまま成果が出なければ、また一から探す覚悟ですが、今の先生と一緒に2年後、今は全然届かない娘の憧れの志望校を受けられていたら最高ですね。

家庭教師は高そうだ、と諦める前に探してみてよかったです。
しかも、わが家に自転車で来られるぐらい、先生のお家が近くて、なんだか運命を感じてしまいます。

私も娘も、先生から色々学べるようにこのまま頑張り続けたいです。








Share!

まずは行動あるのみ!のタイトル画像
まずは行動あるのみ! #111
ゆたかちひろのタイトル画像 ゆたかちひろ

関連情報