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公開 2024年02月07日  

「格差は当然」の声も!?「男女の家事・育児分担」4800人の実状

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働き方改革に加え、男性の育休取得の促進が義務化されるなど、仕事や家庭においてさまざまな変化の機運が高まっている昨今。
実際の生活はどのくらい変化しているのでしょうか?


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働き方改革に加え、男性の育休取得の促進が義務化されるなど、仕事や家庭においてさまざまな変化の機運が高まっている昨今。

実際の生活はどのくらい変化しているのでしょうか?

エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する総合求人サイト『エン転職』(https://employment.en-japan.com/)上で、ユーザーを対象に「男女の家事・育児分担」についてアンケートを実施。

年代別での意識の差や会社に求める条件、またパートナーへの不満など、家事・育児の分担割合における意識が明らかになりました。

早速、調査結果を見てみましょう!

<調査概要>
【調査方法】インターネットによるアンケート
【調査対象】『エン転職』(https://employment.en-japan.com/)を利用するユーザー
【調査期間】2023年11月28日~12月25日
【有効回答数】4,828名

家事・育児の分担割合。年代や働き方で違いはあるものの、男女での割合の差が浮き彫りに

まず初めに、「あなたには、共に生活を営むパートナーがいますか?」と質問したところ、47%が「いる」と回答。

パートナーがいる方に家事・育児の分担割合を伺うと、最も多い回答は「女性7割、男性3割」(21%)、次いで「女性9割、男性1割」(19%)、「女性8割、男性2割」(18%)と続き、全体として女性の分担割合が高いという結果に。

働き方別では、共働きの最多は「女性7割、男性3割」、片働きの最多は「女性9割、男性1割」と差が出たものの、「女性6割以上」の割合は、共働き78%、片働き77%で大きな違いは見られませんでした。

パートナーがいる方に伺います。 「家事・育児の分担割合」を教えてください。

■働き方別

■年代別

年代別では「女性6割以上」の割合は年代が上がるほど高まる結果に。

若い年代ほど男性の分担割合は上がっていますが、それでもまだ女性の分担割合が高い傾向にあるようです。

現在の割合になっている理由1位は「配偶者または自身の勤務時間が長いため」 勤務先に求める条件とは

家事・育児の分担について、現在の割合になっている理由の第1位は「配偶者または自身の勤務時間が長いため」(45%)でした。

勤務時間の長さは、勤務先にも理由がありそうですよね。

「勤務先に家事・育児と仕事の両立への理解がないため」と回答した人は、仕事と家庭の両立をする上で、勤務先にどのような条件や対応を求めているのでしょうか?具体的にコメントを見てみましょう。

「有給休暇や女性の産休育休、男性育休への理解がまだまだ足りない。制度があるだけで全く稼働していない状況を改善してほしい。(20代女性)」

「育休復帰後は、残業や土日祝の出勤ができないという理由で、同じ仕事内容なのに必然的にパートになり、役職も無くなった。給与もキャリアも無くならないようにしてほしい。(30代女性)」


仕事と家庭の両立をする上で勤務先との連携は必要不可欠ですが、まだまだ勤務先が十分に対応しきれていない現状があるようです。

仕事と家庭。男女格差への意識と今後の課題

これまでの調査で、女性の家事・育児の分担割合が多いことが明るみになりました。

『日本の「家事・育児分担」の男女格差について、あなたはどう思いますか?』という問いに対して、
「男女格差はなくすべき」が52%、
「ある程度の男女格差は仕方がない」が37%、
「男女格差があるのは当然だ」が3%という結果に。

それぞれの回答を詳しく見てみましょう。

「男女格差はなくすべき」と回答した方

・昔と比べると徐々に良くなっているとは思う。育児をしている女性の負担はまだまだ減らせてないと思うが、急に変わるものではないので継続して改善していくべき。(20代女性)

・出産できるのが女性だけなので、仕方ないのかもしれないが、やはり家事育児がもう少し自分ごととして考えてほしい。親世代が母親が家事育児全般やりすぎてしまっている影響を強く感じるし、ドラマでも母親像が強すぎる。(40代女性)

「ある程度の男女格差は仕方がない」と回答した方

・家計を担うのか家庭を担うのか役割分担としてしっかり相互理解されているならば、どちらかが家事・育児ばかり、仕事ばかりというのは仕方ない。ただ、勤務先などの外側から「女は家庭を、男は仕事を」と決めつけて仕事したい女性や育児をしたい男性の機会を奪うのは性差別であり、なくすべき格差だと思う。(20代女性)

・そもそも性別が違うので、育児においての立ち位置や役割など、すべての格差をなくすというのは難しいと思う。しかし、どちらでも対応できる家事などは分担して負担の格差を無くす働きかけはする必要があると思う。(30代男性)

・なくすべきだとは全力で思うが、古い考え方の人が日本の大半を占めているとなんとなく感じる。そもそもそういった考え方の世代、かつ男性ばかりで政治をしているため、国が変わらないのも当然な気がする。30年後には変わってくれると信じたい。(20代女性)

・家事・育児を「手伝っている」という考えであれば、いつまでも格差があるままだと思う。(40代男性)

それぞれの人が、納得感をもって家事・育児に取り組める社会をめざして

共働き家庭において家事・育児の分担は、生活をしていくうえで無視できない話題。

さまざまな制度の改革や社会的な流れによって、少しずつ価値観に変化は生まれているものの、まだまだ課題は多そうです。

とはいえ、年代別に見た分担割合では、若い世代ほど男女でのバランスが取れてきているようにも感じます。

仕事と家庭、全てのことを均一化することこそが良い、というわけではありませんが、各家庭、ひいては男女差なく各個人が納得感をもって取り組める、そんな社会への流れが期待されますね。

【割合が偏る理由は?】家事・育児の分担、調査結果を全部見る

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コノビー子育てニュース #148
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