2024年から始まった新NISA。これまでのNISAと比較して内容が大きく改善されたことで、注目が集まっています。
うまく制度を利用し、資産運用を始めている人がいる一方で、「投資」と聞くとハードルが高く感じてしまう人も多いはず。
株式会社ウェブクルー（本社：東京都世田谷区、代表取締役社長：藤島義琢）は、「NISAに関するアンケート」調査を実施。
多くの人が不安に感じるポイントや、NISA利用者・非利用者の動向が明らかになりました。早速、結果を見てみましょう！
なお、本調査は「現在NISAを利用している人」と「利用していない人」に分けて実施しており、本文中の「NISA利用者」とは、「旧NISAの利用者」を指しています。
＜調査概要＞
【調査実施会社】株式会社ウェブクルー
【調査期間】2023年11月20日（月）～2023年11月26日（日）
【調査方法】MoneyFixのLINE公式アカウントでのアンケート
【調査人数】NISA利用者：923人／NISA非利用者：855人
まず初めに、新NISAの認知度について「2024年から開始する新NISAについてご存知ですか？」と質問したところ、NISA利用者の71.3％が「新NISAの内容まで知っている」と回答。
一方、NISA非利用者で「新NISAの内容まで知っている」と回答したのは13.5％にとどまり、大きな差が出る結果となりました。
次に、NISA利用者に対して「今後、NISAを利用した投資額を増やしますか？」と質問したところ、半数以上の人が「増やす」と回答。
その理由で最も多かった回答は「インフレが進み、預貯金だけでは不安だから」（36.5％）、さらに「世の中のお金の動きが激しく投資にいい機会だと思ったから」（26.7％）と続きました。
また、「改正前のNISAの投資額では少ないと感じていた」「投資に関して知識・情報が増えたから」との声も。
投資そのものへの前向きな姿勢がうかがえる回答も多く集まりました。
次に、NISA非利用者へ「新NISAに興味はありますか？」と質問。これに対して「ある」と回答した人が24.0％、「どちらかといえばある」と回答した人が36.1％という結果に。
現在NISAを利用していない人のうち、実に6割の人は新NISAに興味を持っていることがわかりました。
また、興味が「ある」「どちらかといえばある」と回答した人にその理由を聞いてみると、「インフレが進み、預貯金だけでは不安だから」（32.8％）が最も多く、「世の中のお金の動きが激しく投資にいい機会だと思ったから」（25.3％）と、上位2つは、NISA利用者が投資額を増やす理由と同じ結果に。
さらに「世の中が投資をする雰囲気になってきたから」「友人・知人が始めたから」との回答もあり、NISA利用者・非利用者それぞれが、新NISAに対して何かしらのアクションを起こしている、または検討する流れができつつあることがうかがえます。
老後資金に2000万円は必要とも言われる中、収まる気配の見えないインフレに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
今回の調査では、同じ懸念点を持ちつつも「現在NISAを利用している人」と「利用していない人」では、新NISAの認知度に大きな差があることがわかりました。
これまでのNISAでは運用期間の制限や非課税枠の小ささなど使いづらい点もありましたが、新NISAではそれらがほぼ全て改善され、わかりやすく便利な制度に生まれ変わりました。
「人生100年時代」と言われる近年。初めは聞きなれない言葉や仕組みで、やや難しく感じるかもしれませんが、制度が新しくなったこのタイミングで、今一度お金のことについて考えてみるものいいかもしれませんね。
