まいどおおきに!
子どものころ目を閉じて真っすぐ歩く練習をしてた系オカン、さとえみです。
目を閉じて歩いた結果、電柱に顔をぶつけました。
今になれば何でそんなことを?と思うのですが、子どもの頃って大なり小なり、そういうこだわりの遊びやルールを持っているものじゃないでしょうか。
そういうものに時代も国も関係ないんだな〜と、しみじみ思った出来事のお話です。
昔、いましたよね?
白線からはみ出さないように歩く子ども。
白線からはみ出そうになったら、なぜか息を止めて「セーフ」って言ってる子ども。
今はもう、そんなことをする子なんていないのでは?と思っていましたが……。
思いがけず遭遇してしまって、胸の奥がぐわあと温かくなりました。
そうよね、今でもやる子はやるよね〜と、妙な納得感。
ちなみに、私たちが住むベルギーには道路上に白線がないので、「白線しか絶対踏まないマン」はいません。
でも、よくよく考えてみると……?
ベルギーの我が家の周辺では黄色い車が珍しいのか、「黄色い車を見つけたら、叫んで近くにいる人にタッチする」というものがあります。
似たようなもので、「高速道路の標識を見たら叫ぶ」というものもあります。
ベルギーは高速道路も無料なので、料金所がなく、高速道路に入ったことを案内する看板だけがポツンと置いてあるだけ。
気をつけて見ていないと分からないので、それが転じて、いち早く看板を見つけるゲームの爆誕です。
子どもって、「そんなところに?」っていうことに着目しますよね。
同じ言葉を別々の人が同時に言う、いわゆる「ハモった時」に魔法の呪文を唱えるというものもあります。
我が家の娘たちが言う呪文は「ピスタッシュ(ピスタチオの意)」。
面白いのが、この呪文を唱えている本人たちにも、なぜピスタチオなのかは分かっていない点です。
「ピスタッシュ」の後にも、言葉は次々と追加されて、その二人はずっとハモリ続けている状態。
そういう“ルール”を知っていないと、何のことだか分からずにビックリすること間違いなしでしょう。
我が家の末っ子しかやっているところを見ていないものもあります。
それは、時計を確認した時に数字がゾロ目だったら、その数字の回数だけ床をすばやく叩く、というもの。
床を叩いたらどうなるのか?
叩かなかったらどうなるのか?
本人に聞いても全くもって分かりませんが、「叩かないといけない」と澄んだ瞳で言ってくるのです。
誰かから伝わった遊びやルールかもしれませんが、最初に発明する子はきっとこんな感じなのだろうと想像して、つい笑ってしまいました。
子どもが子どもである限り、時代や国を超えて、こういうことは普遍的にあるのでしょう。
そんな風に子どもが子どもでいられるように、これからも子育てをしていきたいし、地域の子どもたちも見守っていきたいと思いました。
みなさんの周りにも、こういった遊びやルールはありませんか?
教え合うのもきっと楽しいに違いない、と思うオカンです。
ほなまたね〜!