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公開 2024年03月23日  

【教育費の工面、946人の声】みんなどうしてる?「2人目の壁」にも影響

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少子化問題を打開するため、国や地方自治体はさまざまな子育て支援を提供していますが、こうした教育支援制度について、実際のところ皆さんはどう感じていますか?株式会社400Fが「オカネコ 子どもの教育費に関する意識調査」を実施しリアルな声が聞こえてきました。


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少子化が叫ばれて久しい昨今、この問題を打開するためのさまざまな子育て支援策が国や地方自治体により行われています。

たとえば、2025年から始まる「多子世帯の大学等授業料・入学金の無償化」も対策のひとつですが、こうした教育支援制度について、実際のところ多くの人はどう感じているのでしょうか。

また、周りの人たちがどのように教育費を準備しているのかも気になるところですよね。
国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400Fは、全国のオカネコユーザー男女946人を対象に「オカネコ 子どもの教育費に関する意識調査」を実施し、実際のお金にまつわるリアルな意見が見えてきました。

なかなか人には聞きづらいお金の話…早速見ていきましょう!


<調査概要>
【調査名】オカネコ 子どもの教育費に関する意識調査
【調査方法】WEBアンケート
【調査期間】2024年2月21日(水)~2024年2月26日(月)
【回答者】全国の『オカネコ』ユーザー946人
【回答者の年齢:20歳未満0.3%、20~29歳6.7%、30~39歳19.8%、40~49歳29.5%、50~59歳27.2%、60~69歳11.7%、70歳以上4.8%

少子化へ影響も? 80%以上が「教育費が高額だと感じる」

まずはじめに、「子どもの教育にかかる費用(学費など)について、あなたが感じる一番適切なものを教えてください。」と質問したところ、なんと83.2%の人が「高額だと感じる」と回答。

中でも「子どもの出生数に影響を与えるほど、高額だと感じる」と回答した人は全体の過半数にも及ぶ61.6%という結果になりました。
子どもの出生数にも影響を与えるほど、というのはかなり深刻ですね。

さらに、「日本の教育関連の金銭的な支援制度は充実していると思いますか?」という質問に対しても、「あまり充実しているとは思わない」が44.6%、「充実しているとは思わない」が29.3%と、現在の国の支援制度に対して不満を感じている人が73.9%という結果に。

実際に子育てをされている多くの方が、教育費やその制度に対して厳しい目線を持っていることがわかります。

多子世帯の大学等授業料・入学金の無償化も「必要性が感じられない」25.0%

こうした子育て支援の一環として、2025年から始まる多子世帯の大学等授業料・入学金の無償化。
これに対してどのように思うか聞いてみたところ、44.9%の方が「必要な制度だと思う」と回答する一方、全体の4分の1にあたる25%の人は「あまり必要性が感じられない」と回答。

さらに18.6%の人が「よくわからない」という結果に。無償化の対象となる範囲が狭い、ということも一因にありそうですが、そもそも制度の理解が進んでいない層も一定数いることが分かりました。

この制度に限らずですが、各支援制度の認知拡大も今後の課題となりそうです。

教育費が家計の負担に…「どのように準備すべきか分からない」という声も

次に「子どもがいる」と回答した方への「子どもにかかる教育費(食費などの養育費は除く)について、どの程度負担を感じていますか?(感じていましたか?)」と質問したところ、「非常に負担を感じる」43.2%、「やや負担を感じる」40.0%と、ほとんどの子育て世帯が教育費に負担を感じていることが判明。

教育費を負担に感じている方が圧倒的に多い一方、「子どもがいる」と回答した方へ「教育費の準備はしていますか?(していましたか?)」という質問したところ、「教育費の準備をしている」69.3%、「教育費の準備をしていない」30.7%という結果に。

さらに「子どもがいる」かつ「教育費の準備をしていない」と回答した方へ、「教育費を準備していない(しなかった)理由を教えてください。」と質問したところ、最も多かった回答が「教育費を準備するのが困難だから」44.1%、次いで「どのように教育費を準備すべきか分からないから」26.1%という結果に。

準備したくてもできなかった、あるいは準備の仕方が分からなかった、という実情も見えてきました。

教育費の準備方法。実際みんなどうしてる? 準備で大変だったことも

「子どもがいる」かつ「教育費の準備をしている」と回答した方へ「子どもの教育費の準備方法を教えてください。(複数回答)」という質問したところ、最も多かった回答は「預貯金」(60.4%)で、次いで「学資保険」(45.9%)、「資産運用(NISA等)」(39.3%)という結果に。

さらに「子どもがいる」かつ「教育費の準備をしている」と回答した方へ「子どもの教育費の準備で大変だったことを教えてください。(複数回答)」という質問したところ、「予想よりも多くの費用がかかり家計を見直す必要があった」38.2%、次いで「思わぬ出費が発生したため十分な資金を用意できなかった」28.0%となり、想定外の出来事によって大変な思いをした方が多かったもよう。

また、「どのように教育費を準備すべきかわからなかった」25.3%、「どのような支援制度が活用できるのかわからなかった」24.2%と、およそ4人に1人は教育費の準備段階で悩んでしまったことが明らかになりました。

支援制度などは自分で調べなければ分からないことも多く、なかなか手が回りきらないといったことも。

さらに子どもの進路によって必要金額も変わってきます。普段の生活でも何かとお金がかかる中で、教育費としてまとまった金額を準備しておくというのは現実的になかなか厳しいのかもしれません。

備えあれば憂いなし。まずはできることから始めよう!

今回の調査では、教育費に対して負担を感じている方が多い一方、「制度がよくわからない」「準備の仕方がわからない」といった声も一定数あったように思います。

お金の話は大切だけど、難しい……そんなイメージもあるかとは思いますが、今はネットで簡単に情報を得られる時代。特に国や地方自治体の支援策を知っている・知らない、では自己負担額に大きな差が開いてしまうことも。

ネット上には信頼できる家計術やマネー情報がたくさんあるので、損をしないためにも調べるところから始めてみましょう!

また、毎月の収支をアプリや家計簿で管理し、お金の動きを「見える化」することもおすすめです。

無駄を見つけ不要な出費を減らし、コツコツお金が貯まることでモチベーションアップにも繋がるでしょう。

お金についてイマイチわからないこともあるかと思いますが、「できることから始める」というその1歩が後に大きく効いてくるはずです!

参考:株式会社400F
『オカネコ 子どもの教育費に関する意識調査』『株式会社400F「オカネコ」調べ』
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000038217.html

【画像で全部見る】教育費の工面 支援制度についての皆の本音

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コノビー子育てニュース #163
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