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公開 2015年10月22日  

もしかして自分も…他人事とは思えない「ネグレクト」原因と5つの種類とは・・?

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メディアでネグレクトのニュースが流れたりすると、もしかして自分もネグレクトなのでは、と不安になったことはありませんか。子育てに行き詰ってしまった時、誰にでも起こり得ることなのです。ネグレクトについて知ることで、自分で防ぐことができます。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10736005967

ネグレクトとは?

ネグレクトとは、育児放棄や育児怠慢ともよばれ、子どもに対して保護者が「適切な養育」をしないことを意味します。例えば、正常に発達するために必要な食事量を与えなかったり、寒空のもと長時間放置するなどの行為です。

これらの行為は、子どもの心と体の健康的な成長を妨げてしまいます。自分や相手の気持ちに無頓着な回避型愛着や、常に不安な気持ちになる不安型愛着、アンビバレント愛着、誰が安全で愛着を示す相手か判断できないため、知らない人でも過剰に愛情深く接したり、誰も信じられなかったりする混乱型愛着などを引き起こす可能性が高いのです。

ネグレクトが発生する原因は人によって違いますが、「貧困」「片親」「精神障害」「薬物」「アルコールの乱用」の5つだといわれています。

虐待やネグレクトのある環境に育ち、自分の基本的欲求や感情的なニーズが満たされず、親または世話をしてくれる大人が自分に合わせてくれない場合、子供は周りの大人の「子供はこうあるべき」という概念に自分を合わせる以外なくなります。つまり、大人のニーズに自分を合わせることになり、これによって、「ありのままの自分ではいけないのだ、自分はどこか間違っているのだ」という観念を抱くようになるのです。

虐待された子供は、周りの人たちの声や表情にとても敏感ですが、それに共鳴するというより、そのサインを脅威とみなして反応する傾向があります。そのため、虐待された子供は、防衛的になったり怯えたりしやすいといえます。そういう子供は、やがて、強いふりをして内心の恐怖感を隠すようになったり、心を閉ざしてコンピューターゲームに一人で没頭するようになったりすることがあります。

ネグレクトの5つの種類

ネグレクトは一般的に、行為によって5つに分類することができます。

・一般的ネグレクト
おむつ替えや洗濯をしない、食事を与えないなど、子どもが生きたり成長したりするために必要な衣食に関連した部分を、完全に放棄するケースです。

・医療的ネグレクト
子どもが感染症や高熱など、具合が悪い状態にもかからわず、病院を受診せず放置するケースです。最悪の場合は、子どもが命を落としてしまいます。

・教育的ネグレクト
小学校に通わせないなど、義務教育を受けさせないケースです。地域の教育機関などから登校するよう促されても、無視して家に閉じ込めてしまいます。

・情緒的ネグレクト
子どもの言動や要求に全く関心を示さないケースです。子どもの意志を無視し、保護者にとって都合がいいように意見を押し付け、子どもをコントロールします。

・保健ネグレクト
予防接種を受けさせないなど、保健的ケアをしないケースです。

ネグレクトを防ぐために

育児に行き詰まったり、経済的に余裕がなくなったりと様々な理由で起こり得るネグレクトですが、誰にでもその可能性はあるのです。しかし、事前に様々な手立てを打つことで、防ぐことができます。

まずは誰かに話を聞いてもらいましょう。家族や友達、支援センターの職員など、誰でもいいのです自治体の相談窓口や児童相談所など、話を聞いてもらえる機関は公的機関にも民間にもたくさんあります。悩みが深刻化する前に、試してみましょう。意外と心がすっきりするはずです。

子どもにイライラしたり、育児を投げ出したくなったりした時には、子どもと一時的に距離を置く時間を作りましょう。一時保育やベビーシッターに預けるなど、子どもがいない時間を作るのがおすすめです。

自分だけでなく、周りのパパママがネグレクトになることだってあり得ます。育児に関して追い込まれているような人をみかけたら、話を聞いたり、できる範囲で手を差し伸べてあげたいですね。

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