3歳児になると、洋服を脱いだり着たりが上手になってくる頃ですよね。私自身、自分でどこまでできるのか、子どもの能力を信じられず、ズボンを履かせたり、Tシャツを着せたりしていた時もありました。
しかしあるとき、通園先の保育士の先生に教えていただいたのです。
「おむつとズボンの脱ぎ履き、自分でできるんですよ」
えー!そうだったの!と、少しびっくり。そこで、声かけを工夫していくうちに、今では全部自分でするようになりました。
自分で服を選び、着替えるように!子どものやりたい気持ちを大切にする我が家の工夫
5,389 View3歳の息子。まだまだ手伝ってあげないと、できないことがたくさんある?いえいえそんなことないのです。大切なのは、待つ気持ちとちょっとした物の工夫。今回は我が家の声かけと洋服たんすについてご紹介します。
子どもの洋服の着替え、どうしていますか?
着替えの声かけの流れ
着替えを急いでいるときは、私が選んで着せて…なんてやってしまう時もありますが、我が家は基本、こんな流れで声かけしています。
〈起床~朝のトイレ〉
「おはよう、パンツを変えようか?おまるは座りますか?」と声かけ。ここで、トイトレのまねごとを行います。しかし、我が家はトイレ習慣についてはとことん待つ方針なので、嫌といえば無理強いしません。脱いだおむつはゴミ箱に、脱いだズボンは洗濯カゴに、これを自分でやります。
〈服選び〉
おむつを脱いだら、「今日は何を着る?選んできてね」と声かけ。ここで息子は、洋服の置いてある部屋へ行き、自分で引き出しを開け、ズボンとTシャツを選びます。
〈着替え〉
リビングに持ってきたら、着替え。上手にできなくて泣きそうなときもありますが、基本的に私は手は出さず、声かけだけで応援です。ちなみに、先にご飯を食べたいという時は、上は食後に着替えます。
「上手く脱げないね、袖を手で持ってみたら?」
「出口はどこかな、落ち着いて探してごらん」
「座って履いたらどうかな」
だいたいこのような声かけで、上手にできます。もちろん、後ろ前だったり、オムツのゴム部分が折れ込んでいることもありますが、よほどのことがない限り、直しません。
なんと先週末はポロシャツを反対に着ていたので、さすがに、、と思い指摘しましたが、なんと反対に着たまま一日過ごしていました!
もうひとつの工夫、洋服たんす
我が家では声かけ意外にも工夫していることがあります。それは子どもの洋服たんすです。子どもが引き出すことができ、なおかつ怪我の心配が少ないものを使っています。
それが、こちら。
カラーボックスに、軽いかごを組み合わせたものです。息子の身長からすると、このタンスは少し背が高く、上の段を引っ張ると落とす可能性もあります。そのため、一人で取りに行く機会が一番少ないパジャマを一番上に配置。真ん中にTシャツ、一番下にズボンという順に入れています。
息子は毎日、自分でこの部屋に行き、一番下と二段目から、その日着たい服を出すのです。
お片づけも!
最近始めたのが、洗濯物の片付け。写真のように、今回は私がかごを先に全部出してあげ、この中に同じ種類のアイテムを入れるように、お願いしました。ちょっと混じってしまいましたが、上手に片付けてくれましたよ!
子どもに自信を、ママに余裕を
このように、「この子は自分でできる」と信じて子どもに自分の身の回りのことをやらせると、結果として、子どもは、自分でできた!と嬉しく思い、自信をつけることができます。そして、お世話をする私たちパパママも、やらなければならないお世話がひとつ減り、楽になります。
息子自身も自分のことは自分でやりたいと思っているようで、非常に乗り気で自分の服を選んだり片付けたりしています。そんな嬉しそうな姿を見ると、こちらも嬉しい気持ちにさせられます。
子どもの身の回りのことは、まだまだこんなことはできないだろうと、能力を低く見積もらず、これからもいろんなことに挑戦させてあげたい。私は、そのために大切なのは、見守るための心と時間の余裕、そして子どもができるような環境づくりだと考えています。
たんすの例は我が家で上手くいった事例ですが、またこのような良いアイデアがあったら、ぜひみなさんとシェアしたいと思います!
【番外編】イヤイヤ期の2歳前後は…
今回ご紹介したのは満3歳の我が家の息子の場合です。そんな彼も、着替えない!ヤダ!と言っているザ・イヤイヤ期がありました。
そんなときは、服を上下二枚ずつソファに置き、どっちがいいかな?と聞くのです。不思議と、自分で選ぶことで着替えに乗り気になってくれるようでした。イヤイヤ期でも、「自分で決める」というのは魅力的なんですね。
とはいえ、イヤイヤの2歳児。着替えない時もあります。そんなときは、もう、パジャマのままで保育園に行きましょう。これが私にとっての解決方法でした。
イヤイヤを過ぎると、自分で着替えをとってくるようになりますよ!機会があればぜひ、お子さんの取り出しやすいたんすを準備してみてくださいね。
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