ミルク代は総額いくら?双子育児の家計事情とはのタイトル画像
公開 2015年11月09日  

ミルク代は総額いくら?双子育児の家計事情とは

20,440 View

「みんな、粉ミルク代ってどのくらいかかってるの?」そんな聞くに聞けない質問に、双子育児の「母乳と粉ミルクの混合」生活をご紹介しながらお答えします!お金や大変さは2倍ですが、育児の喜びは倍以上です。


我が家の双子は超未熟児で生まれました。

ミルク代は総額いくら?双子育児の家計事情とはの画像1

我が家の双子は、ともに男の子で1000gと1200gという超低体重児で生まれてきたんです。生まれてすぐにNICUへと運ばれ約3ヶ月間、お医者さんと看護師さんに支えられて、その後の色々なトラブルも乗り超えることができました。

だから「母乳もミルクもいっぱい飲んで大きくなってね」と、毎日願っていました。

1歳を過ぎた今では、体重もそれぞれ8kgを超えるようになり、元気に家の中をコロコロ転がっています。かなりの早産で生まれたこともあり、まだ立つことはできませんが、それでもここまで育ってくれたことを考えると、今でも生まれたときのことを思い出して涙が出てきそうになります。

双子育児は何でも2つ必要なの?

ミルク代は総額いくら?双子育児の家計事情とはの画像2

双子の育児は、ほとんどの物が2つ以上必要になります。中には1つのものを仲良く分ける場合もあると思いますが、予想していたより2つ以上のものが増えていきます。ベビー服、オムツ、おもちゃ、役所等で用意する書類関係、お金…。
そして、今日のメインでもある「粉ミルク」についても、それが言えます。

あなたは、双子の飲む粉ミルクの量ってどれくらいか知っていますか?
そして、どのくらいのお金が飛んでいくか想像がつくでしょうか?

これを知っているからといって何の得にもならないですし、双子育児をしている人やこれからする人にしか参考にならないかもしれません。ですから、ガッチリ身構えずにリラックスしてお読みくださいね。

しかし、現実はお金がかかります。

さて、そこで本題。双子の粉ミルク問題です。

我が家の双子は、母乳と粉ミルクの混合で育っています。これは単純に食欲が旺盛だからです。最初は「粉ミルクだけでいけるかな?」と言ってたんですが、予想をはるかに上回る食欲に、僕らも早々に白旗をあげました。

まずは、下の画像をご覧ください。全部で17缶あります。この17缶をどれくらいの期間で飲み干すと思いますか?

ミルク代は総額いくら?双子育児の家計事情とはの画像3

1歳を超えた今、4~5日で1缶を飲み干してしまいます。もちろん双子の2人合わせてですが、それでも早いペースだと思います。5日で1缶と計算すると、85日(2.8ヶ月)でこの写真の分を飲み干したことになります。

それでは、お金に換算するとどうでしょう。

1缶約2,300円で買うことができます。
そして1ヶ月に6缶消費するため単純計算で、2,300円 × 6缶 = 13,800円

パパが毎月頑張ってお給料をもらって、そのほとんどをママに預けているご家庭も多いのではないかと思います。そして、その中から生活費や交際費、スマホ代などを引かれて、パパに戻ってくるお小遣いは毎月3万円ほど、という話をよく聞きます。

もしかしたらもっと少ないかもしれません。そこにこの「粉ミルク代13,800円」が上乗せされると考えると、お小遣いが少なくなるか、もっと頑張ってお給料を増やすしかないかもしれませんね。

この金額を高いと見るか安いと見るかは、その家庭ごとに違うかもしれません。双子の我が家では、ここにさらにオムツ代(2倍)、電気代・ガス代などの光熱費、水道代なども重なって、夫婦2人で住んでいたときと比べて約2倍のお金が消えていっています。

お金はかかるけど、僕らが双子からもらえる楽しさや喜びは2倍以上!

ミルク代は総額いくら?双子育児の家計事情とはの画像4

ところで先ほどの「粉ミルクの消費量」についてですが、今日まで(約13ヶ月)にかかった金額はどれくらいだと思いますか?

さすがに缶は大きいので取っておけませんが、ママが付属の計量スプーンを全部取っておいてくれたんです。計算してみたら、正直僕も驚きました…。

その数なんと、63本!!
2,300円 × 63本 = 144,900円


離乳食が始まって少し量は減ったとはいえ、母乳との混合でこの金額です。でもこの約15万円は、ただの15万円ではないのです。

カワイイ双子たちが今日まで大きく育ってくれるのを、確実に助けてくれた15万円なんです!ここまでの大金を惜しみなく出すことができる。なんならいくらでも出せると思えるのは、初めての感情です。それだけ、成長の過程を見せてくれるのが嬉しいんですよね。

最初は綿棒に母乳を浸してそれを吸わせていたのが、今では200mlの粉ミルクを2分とかからずに飲み干してくれます。ウンチがなかなか出なかった双子2号には、お腹のマッサージをよくしました。でも、離乳食が始まった今では1日に数回できるようになりました。
向き癖のあった双子1号も、寝返りがうてるようになると色々な方向を向けるようになりました。

このように、少しずつ成長していく姿を見せてくれるたびに、とびっきりの笑顔をくれるたびに、僕らは1日の疲れがあっという間にどこかに飛んで行ってしまいます。

そんな不思議な力を持っている双子1号2号ですから、粉ミルク代なんて全然気になりません!僕が頑張って稼げばいいだけの話ですから!かかるお金は2倍でも、僕らがもらえる楽しさや喜びは2倍以上なんです。

最後に

いかがでしたでしょうか?双子育児には、大変な面もあれば楽しい面もたくさんあります。今日はそんな生活の一面を少しだけご紹介させていただきました。

粉ミルクひとつとってもこの金額!でも僕らはカワイイ我が子の笑顔や寝顔、ときには泣き顔があるから頑張れるのかもしれません。
だから、パパは(もちろんママも!)頑張ります!カワイイ双子が成長する過程を、これからも見守ることができるように、一生懸命働き育てていきたいと思っています。

Share!