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公開 2015年10月23日  

頑固な子はいけない子?先輩ママが語る頑固ちゃんの魅力とは・・?

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頑固ちゃんの子育ては大変。納得しないと一歩も進まない。まだまだ言葉も十分ではないと、ぎゃお~っと泣いてちっとも事が進まない。「ああ、またか…」って気分になることも多いですね。でも、頑固ちゃんって意志が強くて、なかなか魅力的なんですよ!頑固ちゃんと頑固ちゃんのママにエールを送ります。


頑固ちゃんは、納得しないと一歩も進まない

こんにちは!むなかたです。我が家には、子どもが3人。すでに全員社会人で、猫に癒される日々です。振り返ると、それぞれの育児が大変だったり、楽だったり、癒されたり、ムカついたり、まあほんといろいろありました。

今日は頑固ちゃんについて語ろうと思います。うちの子3人のうち、一番上の娘と末っ子くんが頑固ちゃんでした。ギュッと固まったらテコでも動きません。一番上の子が初めての子どもでもあり、一番私も苦労しましたが、今から思えば末っ子の頑固さも相当のものでした。

頑固ちゃんは自分で納得しないと、一歩も進みません。親はどうしても「こうした方がいいから」「こうすべきだから」という気持ちで、良かれと思ってあれこれ言うし、「今どうしても家をでなくちゃ間に合わない!」なんて、親の都合で行動してほしいこともありますから、そこで止まっていられると困ってしまいます。

そして、我が家の真ん中の男の子はお気楽ちゃん。「いいよ」「やったよ」「わかった」といつもすんなり受け入れてくれて、とっても楽チンでした。

半袖にならなければならない理由に納得せず、撮影拒否

わかりやすいエピソードをお話します。雑誌の撮影で親子のイメージ画像を撮らなければならなくなって、真ん中長男、末っ子次男と一緒に撮影することになりました。確か小3と年長だったかな。

二人共なんだか状況がよくわからないうちに、公園に行ったわけですが、雑誌の撮影といえば、夏に冬の撮影、冬に夏の撮影は当たり前。その時まだ肌寒くて、Tシャツの上にパーカーを着ていたのですが、パーカーを脱いで撮影となったらいきなり末っ子が、撮影拒否。

「なぜ、半袖にならなければいけないか」がどうしても納得できません。真ん中の子は「い~よ~」と、滑り台に上って、明るくポーズ。「笑って」といえば笑うし、「ママを見て」と言ったらママを見てにっこり。

一方、末っ子の方は公園の植え込みに逃亡。スタッフさんがアイスで釣っても猫なで声を出しても、じっと野良猫みたいに姿を隠し、
出てきません。断固拒否を貫き通しました。ふたり分がんばったお兄ちゃんのおかげで何とかその日の撮影を終わらせ、「もういいよ。終わったから帰ろう」と声をかけると、やっと植え込みからのっそり出てきました。

ごめんなさいが言えない

一番上の子は「ごめんなさい」が言えなくて、本当に苦労しました。お友達の家で「ビーズはこの部屋から持ち出さない」という約束だったのに、隣の部屋に持ち出したのでお友達のママに怒られました。「ごめんなさい」と言えばいいのに、それが言えない。お友達のママも引っ込みがつかなくなり、困ってしまい、私と顔を見合わせて「一言『ごめんなさい』と言ってくれればいいのに~」と、悶絶。

最後にはいかにごめんなさいを言わせるかで、ママ2人がヘトヘト。最初に何について叱っていたのか忘れてしまうくらいでした。今から思えば「ママが代わりに謝っておくね。今度は自分で謝れるといいね」とさらりと終わらせればよかったかなと思います。

一事が万事この調子、だから親も疲れるし、どうしても楽チンな子がありがたい。今でも真ん中の子の明るさにこちらまで明るくなり、助けられることは多々あります。

しかし、頑固ちゃんは、イケナイ子なのでしょうか?そんなことはないのです。

頑固ちゃんの魅力

私は頑固ちゃんタイプではないので、頑固ちゃんって大したもんだなあといつも感心します。

だって、生まれて何年もたっていないのに、「今日はどうしてもこれを着たい」というこだわり。(たとえ親から見てありえないセンスだったとしても!)「今家を出たいとは思わないから出ない」という意地。(たとえ今出ないと、電車に乗り遅れるというタイミングでも知ったこっちゃない!)

その、こだわりや意地を貫こうとする意思の強さには感心します。親はほんとに疲れるんですけどね~。ぎゃお~と泣かれると「あ~。本日もこれにて終了~」みたいな気分になったものです。

納得していることだから、進めば強い

頑固ちゃんは、納得すれば進みます。納得していることなので考えたことが血となり肉となります。お気楽ちゃんは、納得する前に進みます。だから先行バテします。

頑固ちゃんは、これをやるとなったら、ものすごく頑張ります。完璧主義者です。その反面、興味がないことには全然力を入れないので、親としては興味がないことをどうやってやらせていくかが難しくなっていくかと思います。そこは頑張りどころ。

さて、我が家の2人の頑固ちゃん。大人になって人あたりもよくなり、ごめんなさいや挨拶もできるようになりました(笑)時間も守れるし、お友達もいます。

頑固ちゃんの親が気をつけるべきこと

頑固ちゃんの親をやってみていきついた結論は、、なるべく「親がどうしてもこれだけは!」というのを減らすしかないということ。命の危険や迷惑が及ぶ時って、そんなにないと思うので、親の「どうしても」を最小限にしましょう。

腹がたっても、そこはひとまず「ほ~。すごいなー。なぜそうしたいの?」「へえ、そうなんだ。そういう理由で今はこうしたいのか~」と理由を聞いて言葉にしてあげてください。モヤモヤを言葉にすることで本人の言語能力も高まるのではないでしょうか。

まあそれでもいろいろ都合ってものがありますから、今日も頑固ちゃんとぶつかりつつ、親はがんばっていくしかありませんね。しんどいのは頑固ちゃんのママも頑固ちゃんの場合です(笑)精根尽き果てるまで戦わず、妥協の道を探ってくださいね。

頑固ちゃん、今日も頑張れ。そして、頑固ちゃんのママも頑張れ!

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