初めての育児は、分からないことばかり。
育児に関する情報誌やネットを読んでも不安は募るばかり。
赤ちゃんは小さいだけで人間だから、十人十色。育児本に書いてあることが我が子が当てはまらないと、不安がつきまとってしまうのだと思います。
だからといって何も読まないのは不安、読んでも不安になる…の繰り返し、まさに20年前の私がそうでした。
長男は出生時の体重が3,618gのジャンボ赤ちゃんでしたが、新生児を初めて見た私は、とても小さくきゃしゃに見えました。
寝ている長男を見た時、布団がずれて顔に被ってしまっていたので、息ができない、死んだらどうしよう!とか、この子寝てばっかり、おっぱい飲まないから餓死するかも!なんて本気で思い込んでいたのです。自分の不注意で死なせたら…という不安が強かったのです。
友人が
「母親って、いつでも殺人者になれちゃうね、明日の新聞に載ったらどうしよう。」と言ってたのを思い出し、他人ごとじゃないと思い、顔が青くなっていました。
新米ママに読んでほしい!ママになった私を楽にしてくれた、母からの言葉
5,382 View私の初めての子育ては、育児書を読んでも、わからないことばかりでした。うちの子は育児書と違う、これから何があるかわからないし、ちゃんと育てられるかな…。ママになって、長男の子育てに戸惑っていた時、母がアドバイスしてくれたのは、何の変哲もない言葉でしたが、結果的に私を救ってくれました。子育て中のママたちの参考になれば幸いです。
小さすぎる、死んじゃったらどうしよう…という不安な気持ち
子育て中は、何気ない言葉が心にしみる
産後、私の家に母が来て赤ちゃんの世話を手伝ってくれました。長男を産んで退院する前日に、父と2人で上京した母は、初孫の誕生と初めての東京の暮らしが楽しくて仕方がなかったようです。
母には娘が3人。
すっかり忘れていたけれど、母こそ3人の娘を産んで育てたベテラン先輩ママだったのです。
男の子を育てたことがないので、長男のことが珍しかったようです。オムツ替えの時は、さすがにオロオロしていました。母のおかげで育児にも慣れて身体も回復した頃、少しずつ家事をやるようになったのですが、いざやってみると、少しも休む暇がない。
子どもにかかる時間って半端ないのです。
赤ちゃんのいる暮らしが理解できてくると、理想と現実のギャップにめまいがしました。新生児がいるのに、ほこりっぽい家なのですが、1日中家にいるのに家事を片付けれません。主婦としていかがなものか?と、私は思い始めました。
こんな様子を見るに見兼ねた母が、こう言葉をかけてくれました。
「子どもが寝たら自分も一緒に寝るの、子どもが寝てる時に家事をしたらダメよ。
それだと1日中働きっぱなしになって身体がもたないでしょ。」
「家の中なんか散らかったっていいじゃないの。
子どもが小さいうちは皆そうだし、ほこりくらいで死なないからね。」
「抱っこばかりじゃ良くないから、少しくらい泣いていてもそのままでも大丈夫よ。」
心にしみました…。
よくよく考えたらわかることでも、母親になって間もなかった頃は、何をやるにしても神経質になっていて余裕もなくて、頭が回りませんでした。それ以降、長男が起きている時に家事を片付けて、もちろん手抜き家事ですが、寝た時は私も一緒に横で寝たのです。
こうすることによって、身体が休まり気持ちも休まり、育児が少し楽になりました。
24時間、育児をしないためにも…
多くのママたちは子どもが寝た時に、家事を片付けようと頑張ってしまうもの。私もそうでした。今がチャンスとばかりに、せっせと家事をして、子どもが起きたら子どもにかまってあげる生活でした。
今は様々な事情で親の手を借りずに、自分たちだけで新生児を育て、身体が辛い産褥期を過ごさなければならない方も多くいらっしゃるでしょう。子育ては体力勝負!子どもが寝た時こそ、自分も一緒に寝て身体を休めて、エネルギーをチャージして乗り越えてほしいと心から願っています。
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