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公開 2015年11月03日  

「ママは大変だったんだね」母の出張で起きた家族の変化とは

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先日、どうしても外せない用事で、金曜日の夜から、月曜日の夜まで、約3日間の出張に出かけました。その時にあった家族の変化、そして気付いたことなどを、まとめてみたいと思います。


母、3日間出張に出かけてみた

先日、子どもが生まれて初めて出張にでかけました。これまで出張をしたことがなかった私ですが、今回は土日を挟んでいたため、学校など平日が1日しかなく、土日は夫と過ごすだけなので、まあなんとかなるかと判断しました。

息子は、この夏に学童のキャンプで1泊2日を経験していますが、それ以外は基本、24時間ずっと私と離れるということがありません。もう1年生なので、もっと小さくてもお母さんが出張したり、下のお子さんが生まれて入院したりしている方はたくさんいると思います。だから、出来なくはないと思っていたのですが、なにせ経験がない。そこで、いい機会だと思ってチャレンジしてみることにしました。

行動予定表を作って準備

出かける数日前から、時系列の行動予定表みたいなものを作成しました。わかりやすく言うと、旅行会社の日程表のようなものです。土日は何をしてもらってもかまわないのですが、月曜日の学校の準備や宿題など、また月曜日に学校が終わってからの動きなどを一覧にしました。

一生懸命説明したのですが、息子は「わかってるよーん!」とヘラヘラ。最後には、私と同じく心配の塊になっている夫が、息子の態度にキレまくる結果になりました(苦笑)こういうときって、大人の方がいらぬ心配、余計なお世話をしてしまうんですよね。

親のほうが心配しすぎかも?

夫と息子に見送られて出発した、金曜日の夜。夫が出張に行くとき、一緒に見送ると息子はいつも泣いています。今回もすごく泣いたらどうしよう、立ち直れるかな、とちょっと心配していました。少し経ってから夫に確認してみたところ、全く泣いていなかったそうです。頼もしい反面、ちょっと寂しい母。

土曜日の夜に、自宅にテレビ電話をつなぎました。といっても、今はLINE通話やSkypeなど、無料で通信できるツールがたくさんあります。画面越しにあった息子は「ママ、お仕事頑張ってね!」と一言。寂しいとか、不安とか、帰ってきて、なんて言葉は一つもありませんでした。精神的に子どもなのは、親のほうなのかもしれません。

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「ママは大変だったんだね」と言う夫と息子

月曜日の夜、無事帰り自宅に着きました。学校から帰宅後、近所の同級生のお家で遊ばせてもらっていた息子ですが、お友達のお家から自宅に帰るまでの道すがら、突然「ママ、今まで大変だったんだね、ありがとう」と言い出しました。

どうやら、土日月のパジャマと洋服を、自分で用意したようなのです。実は、お恥ずかしながら我が家は、私がついつい洋服を準備してしまうことが多いのです。

私にはなんてことがないことでも、息子にとっては頭をつかう、大変な作業だったのかもしれません。帰宅した夫には、「学校の準備とかお弁当作り、なにげにすごく大変だったんだね。いつもありがとう」と言われました。これも、私自身にはほぼルーティン作業で大変というほどのことではないのです。

経験してみてはじめてわかること

今回の出張で、夫も息子も、何気なく回っている日常にある妻や母の動きが理解できたようです。

だからといって、「いつも大変なんだよ!」というつもりは全くありません。なぜなら、私は私で、普段いかに勝手に、自分でやり過ぎているのかも身にしみてわかったからです。

当たり前の日常にある、誰かの動きや心配りを知らないと、感謝はできない。それと同じように、当たり前だけど貴重な日常のあれこれを、「●●にはできないから」と勝手に奪って進めてしまうことは慢心であるということを知りました。やってみることで、いろんなことが見えてきた、3日間でした。

うちの妻は、子育てが大変大変といつも大げさだと思っているお父さん、ぜひ一度、24時間の育児を1人でやりきってみてください。パパはわかってくれない、というお母さん、ぜひ一度、パパが1人で子育てと生活を回す機会を、数時間からでも作ってみてください。きっと、お互いにいろんな気付きがありますよ♪

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