知らないともったいない！超優秀なスキンケア素材「シアバター」とは！？

今日ではスキンケア商品に「シアバター」が配合されているものも多く、この言葉は私たちに馴染みのあるものになってきたように思います。この「シアバター」はアフリカのサバンナが原産。現地のお母さんたちは、生まれたばかりの赤ちゃんの肌を守るために薄く伸ばして肌に塗布したり、傷の手当に、そして乾燥や強い日差しから肌を守るために女性たちの美容に使われたりと、その高い保湿力から民間療法として代々重宝されてきました。

このシアバターが日本でも身近になりつつある今、シアバターを理解して簡単に生活に取り入れられる利用法を紹介したいと思います。

「シアバター」は、主に西アフリカから中央アフリカのサバンナに生息する「シアの木」の、果実の中の核をしぼって得られる貴重な脂です。融点は36℃程度と高め。つまり通常常温では固形ですが、人肌で徐々に溶けていくということ。人肌で溶けてくれるのは扱いやすい1つのポイントです。

主成分は、ステアリン酸やオレイン酸などの脂肪酸。これらは私たち人間の肌の皮脂にとてもよく似た成分のため、非常に肌馴染みがよく、す～っと浸透していくように肌に馴染んでいきます。こっくりとしたテクスチャーですが、不思議とベタベタしないのはそのためです。さらに、血行をよくして肌を柔らかくする効果も。そして蒸発しにくい性質を持つため、肌の上で薄いヴェールになってくれるのです。

それでは、生活の中でシアバターをどのように活かせばいいのでしょうか。いくつかご紹介しますね。

1.顔の保湿に…日中に乾燥が気になった時、いつでも適量をとりお肌に馴染ませます。やさしい紫外線カット効果も。
2.リップケアに…唇の上にのせてなじませ、血行のいい綺麗な唇に。馴染みがいいので白く浮いてきません。
3.ハンド＆爪のケアに…手指の乾燥から守ってくれます。爪のケアに使えば、爪の強化にも。
4.かかと、ひじ、ひざのケアに…体の中でもガサガサしがちな部位に。根気よく使えば皮膚を柔らかくして血色も良くしてくれます。
5.ヘアケア…パサつく髪にナチュラルなツヤ感を。シアバターの栄養がトリートメント効果にも。
6.ちょっとした傷に…皮膚を保護して治りをよくしてくれます。皮膚を柔軟にするので傷を残しにくくする効果も。

【番外編】
お父さんの髭剃りの後にもシアバターはオススメです。カサカサ知らずのみずみずしい肌は、男性の印象も良くしますよね。家庭にひとつ、シアバターがあると家族のみんなの肌を守ることができます♪

とても優秀な素材なので、この他にも自分のオリジナル活用法がみつかるかもしれませんね！シアバターは自然食品店やスキンケア専門ショップ、アロマクラフト店などで購入できます。

私はシアバターを購入したら、持ち運び用に小さな容器に移しています。これ1つで外出先での顔の保湿、リップケア、ハンドケア…と、全てをまかなっています。乾燥する季節には手放せない、ナチュラルなスキンケア素材です。とても簡単で手軽なのに、安定の保湿効果が得られるのは本当に嬉しいもの。みなさんもぜひお試しください♪