先日「わが家の末っ子は場面緘黙症|その1」でお話した通り、ネットで症状検索をして末っ子お花さんは「場面緘黙症」かもしれないと気が付きました。
検索して出てくる場面緘黙児の特徴のほとんどが、お花さんの特徴そのもので「あぁ、もう間違いないな」と思い、まずは主人に話すことにしました。主人も場面緘黙症についてのサイトをあちこち見て、一番初めに発した感想は「これ、花じゃん。花そのものじゃん。すごいね。場面緘黙症なんて知らなかった。しかも花が場面緘黙症かもしれないってよく気が付いたね。よく見つけたね。」と・・なぜか私が褒められる結果に(笑)
わが家の末っ子は場面緘黙症~親としてどうサポートするか~
91,757 View場面緘黙症かも?とわかった末っ子お花さん。そこから今後お花さんのために私たち親はどのようにサポートしたらいいのか夫婦で話し合ったことや小児メンタルの先生と話したことなどをお話します。
場面緘黙症かもしれないと主人に伝えたとき
主人が「なんだそれ!そんな訳ないだろう!」と全否定だったらお花さんも私もきっと苦しい思いをしただろうなと考えると、いま振り返っても主人のあの時の反応には感謝するばかり。まず「受け止める」という主人の行動にだいぶ救われてきました。
それからは、さて、どうしようか?と夫婦で話し合いました。私が一番気にかかっていたのは先日の記事でもお伝えした、保育園で挨拶を強要されることでした。
場面緘黙症について調べていくうちにいくつかのサイトに下記のような記述を見かけました。
話さないことだけに注目してしまうと,話させようという働きかけが多くなります。
そうした働きかけが極度の緊張と萎縮を生じさせ,対人恐怖やひきこもり等の二次的な不適応を引き起こします。わざと話さないのではなく,話そうとしても話せないという視点に立ち,緊張や不安,恐怖心を取り除くように関わることが大切です。
夫婦間での話し合いでは、まずは保育園の先生に場面緘黙症について理解してもらうことが重要だということになり、そのためにも一度小児メンタルを受診して診断を受け保育園との関わり方についてアドバイスをもらおうと思いました。
場面緘黙症について記載されているサイトをいくつか印刷し、翌日保育園へ持っていきました。そして数日後に都内の小児メンタルを受診しました。
診断、そしてこれからの対応へのサポート
主人とお花さんと3人で小児メンタルクリニックに向かいました。クリニックでは私たち夫婦が別々に様々な質問を受け、お花さんが場面緘黙症だと診断されました。
担当の先生は、お花さんが通う保育園について、「とても教育のしっかりした素晴らしい保育園だと思います。ですが場面緘黙症の子どもにとっては、この教育を今まで通り他の子と同じように受けていては症状が悪化すると思います。」とおっしゃいました。「まずは保育園の先生にしっかりと場面緘黙症について理解してもらって、理解を得られないようなら理解のある保育園に転園をすることをお勧めします。」と。
大切なことは、発語を強要しないこと。でも話さない・動かないからと言って活動から除外するのは絶対にダメだということを教えていただき、そのことについて保育園の先生と話し合うことにしたのです。
次回は保育園での話し合いについて書かせていただきます。
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