体を芯から温めよう！子どもと一緒にやっても楽しい、お尻歩きエクササイズ♪

「お尻歩き」は、床に座ってお尻を動かして移動することを指します。
お尻を動かすには、お腹の奥の筋肉を大きく使わなければいけません。お腹の奥には胃腸などの、私たちが健康に生命を維持するために働く大切な内臓がたくさんつまっています。それらの内臓を覆う筋肉を動かすことで、内臓がマッサージされるように刺激され、血液循環が良くなって、代謝が高まるのです。

普段の生活では、手足など末端部分を使って活動することが多いので、体幹部を動かすことが少なく、深部の体温が低くなりがちです。
体の奥の筋肉・内臓を刺激するお尻歩き運動で、体を芯から温めて冷えを解消し、「内側から健康な体」をつくりましょう。

両脚を前に伸ばして、骨盤を起こして座ります。この状態を「長座」といいます。
両肘を曲げて前後に振りながら、お尻を交互に前へずらすようにして移動します【冒頭写真を参照】。
同様に、後ろ向きにも移動します。

これがお尻歩きエクササイズの基本動作です。

両脚を前に伸ばして骨盤を起こし、長座の姿勢をとります。
両手は頭上で組んで伸ばし、お尻を交互に前へずらすようにして移動します【写真を参照】 。
同様に、後ろ向きにも移動します。

両脚を前に伸ばして骨盤を起こし、長座の姿勢をとります。
両手を頭上で組んで伸ばし、お尻を交互に上へ高く持ち上げながら移動します。持ち上げたお尻は少し前方に着地させるようにしてください【写真を参照】。
同様に、後ろ向きにも移動します。

両脚を前に伸ばして骨盤を起こし、長座の姿勢をとります。
両肘を外側へ向けてワキを空け、肘を前後に振り回すようにする勢いで、お尻を交互に前へずらすようにして移動します【写真を参照】。
同様に、後ろ向きにも移動します。

両足裏を合わせ、つま先を両手でつかんで座ります。この状態を「合せき」といいます。
お尻を交互に前へずらすようにして移動します【写真を参照】。
同様に、後ろ向きにも移動します。つづけて横向きにも移動し、さらに左右から回転するように向きを変えて移動します。

両脚を開いて座ります。この状態を「開脚」といいます。
肘を曲げて前後に振りながら、お尻を交互に前へずらすようにして移動します【写真を参照】。
同様に、後ろ向きにも移動します。

仕事などで長時間椅子に座っている方に、オススメのお尻歩きをご紹介します。

1.椅子に座って座面上で左右交互にお尻を持ち上げます。
足裏は上げず、太ももの力は抜きます【写真を参照】。

2.左右交互にお尻を動かしながら前後にずらします。回転椅子なら回転させます。
脚の力は抜きます。

3.骨盤を前後にゆりかごのように傾け（転がし）たり、くるくると回すように転がしたりします。

お尻歩きエクササイズを実践してみて、いかがでしたか？全身がポカポカする感覚を味わっていただけたでしょうか。
お尻を動かすことは、すなわち骨盤を動かすことです。骨盤からは副交感神経が出ているので、骨盤をほどよく動かしてほぐすことは、リラックス効果につながるんですよ。

骨盤は、上半身と下半身をつなぐ全身の要であり中心なので、ここがほぐれると全身がリセットされてほぐされた状態になります。寒くて身体を動かすのが少しおっくうなこの季節、このお尻歩きエクササイズなら、家の中でも気軽にできちゃいますね♪
お子さんと一緒に、ご家族で一緒に、全身を楽しくほぐして温かい冬をお過ごしください。