年末年始、大食する機会が続くと、胃腸も頭もそれに慣れて、惰性で食べてしまいがちです。 その胃腸をリセットし、引き締めるためのヨガの7つのポーズをご紹介いたします。
正月太りを解消!胃腸引き締めヨガ
4,388 Viewこんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
お正月は、疲れを癒し、気持ちも新たにたっぷり充電されたでしょうか。
「心と一緒にお腹もたっぷり充電されました!」という方も多いと思います。
年末年始、大食する機会が続くと、胃腸も頭もそれに慣れて、惰性で食べてしまいがちです。
その胃腸をリセットし、引き締めるためのヨガをご紹介いたします。
お腹を「伸ばす」
お腹を伸ばすと、消化を助ける胃や肝臓などの経絡(ツボの連なり)が刺激され、気の流れが良くなります。お腹の血行が良くなるため、内臓に血液が行きわたり、働きが良くなるとも言えます。
英雄座のポーズ
両足のかかとをお尻の外側につけて膝を曲げ、上体を後ろに倒します。呼吸を深くゆっくりと5回繰り返します。
※膝が痛い人は片足ずつ行い、それも痛い場合はうつ伏せでかかとをお尻に引きつけてストレッチをしましょう。
※両膝が床から浮かないように、また両膝の間は腰幅以内にとどめ、腰が痛くない程度に上体を倒すようにしましょう。
弓のポーズ
うつ伏せになり、両膝を曲げて両手でつま先を持ち、膝を蹴り上げるようにしてキープします。呼吸を深くゆっくりと5回繰り返します。
※膝が痛い場合は、無理に蹴り上げないようにしましょう。
かんぬきのポーズ
両膝を立ててから右足を横へ伸ばしてつきます。息を吸いながら左腕を伸ばして持ち上げ、吐きながら上体を右に倒します。右手の甲が右すねをすべっていくようにします。呼吸を深くゆっくりと5回繰り返します。息を吸いながら元に戻って、反対側も同様に行います。
お腹を「ねじる」
食べすぎで老廃物がたまると、お腹を中心に全身の筋肉や関節が硬くなります。それは、過剰な食べ物を消化するために優先的にエネルギーが使われるため、本来代謝されるはずの体内にたまった疲労物質が蓄積されてしまうからです。お腹をねじることで、全身の筋肉や関節(特に背骨周り)が刺激されて老廃物が流れ、パンパンに張った胃腸も柔らかさと弾力を取り戻します。
ねじりのポーズ
あぐらをかいて座り、右膝を立てて左ももの向こう側へ足を置きます。お尻が浮いてしまう場合は、右膝を立てておくだけで(かけなくて)構いません。左腕で右膝を引き寄せ、右手はお尻の後ろの床に添えておきます。息を吸って背骨を伸ばし、吐きながら右にねじって遠く後ろを眺めます。呼吸を深くゆっくりと5回繰り返します。元に戻って、反対側も同様に行います。
ワニのポーズ
仰向けに寝転がり、右膝を曲げて左手で持ち、左側の床へ持っていきます。右腕は横に伸ばして右肩越しに横を眺めます。ウエストのねじれを感じながら、深い呼吸をゆっくりと5回繰り返します。元の仰向けに戻ってから、反対側も同様に行います。
お腹を「ひっくり返す」
私たちは、寝ている時以外は常に頭が上・腰が下、という体勢でいます。そのため、食べすぎで重たくなった胃腸は支えきれずに上から押しつぶされるように下垂し、うっ血して流れが悪くなります。そこで、頭を下・腰が上、という逆さまの体勢になって胃腸を持ち上げ、うっ血や詰まりを取っていきます。
ピラミッドのポーズ
両足を肩幅の2倍以上大きく開いて立ちます。息を吐きながら上体を骨盤から前に倒します。内臓が逆さまになっていることを意識しながら、ゆっくりと深い呼吸を5回繰り返します。息を吸いながら元に戻ります。
すきのポーズ
仰向けに寝転がり、両足を上に持ち上げます。両手で床やお尻、腰を押しながら、両足を頭の向こう側へ持っていきます。
手は腰を支えたままか、余裕があれば床を押して支えておきます。内臓が刺激をされ、ひっくり返っていることを意識しながら、ゆっくりと深い呼吸を5回繰り返します。背骨を一つずつ床につけるようにしながら、ゆっくり床へ仰向けに戻ります。
お腹の「反射区を刺激する」
直接お腹に触れなくても、「反射区」と言って、刺激をすることで特定の内臓に働きかけるツボがあります。消化に関する反射区の押し方をご紹介します。
胃の反射区(ツボ)
足裏の親指下のふくらみ(母趾球)のすぐ下が、胃の消化を助けるツボです。痛気持ちいい強さで、指の腹でじっくりと押しましょう。
腸の反射区(ツボ)
足の土踏まずの部分が、腸の働きを正常にするツボです。土踏まずを指の腹でじっくりと押し、特に痛気持ちよさを感じる部分や、しこりを感じる部分が柔らかくなるまでよくもみほぐします。
おわりに
いかがでしたか?お腹(胃腸)を様々な方法で刺激をし、もとの柔らかくてゆとりのある、流れのいい状態へと導いてリセットし、ため込み体質を卒業しましょう。
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