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公開 2016年01月30日  

「結婚したら自由が効かなくなる」と思っていた僕に妻が言った、目がさめるような一言

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今回は我が家のパートナーシップについてお話します。すでに結婚ウン十年のご夫婦も、新婚ホヤホヤの方もいると思いますが、特に共働きであることに、少し不自由さを感じているパパさんへ!結婚をすること、共働きで仕事も家事育児も一緒にやる事が、夫婦をすごく自由にしてくれている。わが家の例ですが、そのことが少しでも伝わればいいな、と思います。


「結婚は地獄」だと言われていた独身時代

独身時代、既婚者の先輩には「結婚は地獄だぜ。全然遊べなくなっちゃう」と言われていました。

実はぼくもそんな先輩たちを見ていて、門限があったり、土日も家族と過ごさなくちゃいけないなんて不自由だなぁと思っていたんです。なんだか奥さんの隙を見つけてはチョコチョコっと遊んでる姿がかっこ悪く見えちゃったりもしていました。

だけど、実際に結婚をしてみるとぼくが懸念していた「自由」の考え方はガラリと変わりました。

結婚したことで、ぼくは独身時代より自由になれた!

結婚をして、何よりも変わったのは「ぼく自身が独身時代よりも自由になれた」ということです。

結婚前、ぼくはフリーランスのインテリアコーディネーターとして仕事をしていました。当時いろいろあって、自分の仕事や働き方に疑問を感じていました。妻と出会ったのはちょうどそんな頃だったのです。

妻は働くことが好きで、自分の目指す目標から目をそらさずに、まっすぐ向き合う人でした。

ぼくも自分がやりたいと思ったことには、チャレンジしたい。でも、結婚を考えるといままで続けてきた仕事をやめて、新しい事業にチャレンジすることは無責任のように思えたんです。

妻と同棲をするようになって数ヶ月。ふたりの間では「いつ結婚するのか」問題が浮上。年齢的なことを踏まえても、早く結婚したい妻。結婚したら、チャレンジしたい仕事など自分の自由がなくなりそうで、なかなか踏ん切りのつかないぼく。そんなモヤモヤした中、ぼくは間を取ろうとしていました。

幸いフリーランスで仕事をしていたので、時間の調整はしやすい。だったら働きながら、新しい事業に取り組もう!そうすれば、いきなり無収入にならずに済む。

ところが妻は「中途半端な覚悟で、社会を変えることなんてできない(やるなら仕事なんてやめちまえ!)」と一蹴。

その言葉が、「結婚=一家の大黒柱になる」という、ぼくが無意識に抱えていたプレッシャーを打壊してくれたんです。ぼくは、NPO法人tadaima!を起ち上げるために仕事をやめ、その1週間後に妻にプロポーズをしました。

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画像提供:PIXTA

妻からの「わたしのお給料があるから大丈夫!」

事業を起ち上げて2年目くらいの頃の年末。ぼくの貯金が底をついた時がありました。少し先に入ってくる見込みがあるとはいえ、来月の家賃が払えそうにない。隠していてもどうしようもないので、修羅場覚悟で妻に報告すると妻は、「わたしのお給料があるから大丈夫!」と、修羅場どころか、なんの躊躇もない返事でした。

この時に思ったんです。ぼくが逆の立場だったとしても別に躊躇なく生活費くらい立て替えるぞと。実際、金銭面だけでなくこれまでお互い色々と支えあってきました。でも、金銭面を含めて支え合えることが、お互いいかに心強いかは、日々感じています。

子育てや家事もお互いどちらか片方が出張などでいなくなっても、別に問題なく家庭を回せます。働く方も安心して仕事に専念できるし、家にいる方もイライラしたり負担を不必要に感じたりせずに過ごすことができる。

普段は気が付かないかもしれないけど、共働きであるということは、妻と夫という両翼で飛んでいる状態なのだと思います。

言わなきゃわかんねぇ!エスパーじゃないんだから

ぼくは元々、なんでも話しをする夫ではありませんでした。特に妻に心配をかけるようなことや、自分の失敗や、日々の些細なことなんかはあんまり話したくない。職人の世界で生きてきていたからか、「見て、感じて、察しなさい!」って思っていたんです。

ですが妻はいつもハッキリ言います。
「言ってくれなきゃわからない」と。

自分の気持ちも、どうして欲しいのかも、どうしたいのかも、言葉にしなければそれは「わからなくてもいい」ことだと。そりゃ困る!と言うことで少しずつ自分の気持ちを伝えるようになりました。妻もわからないと思えば、根気強く聞き直してくれたりもします。

いかにぼくと楽しく話しができるか、妻のコミュニケーションからはそんな優しさを感じることもあります。

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夫婦でなんでも話していれば、なんにも心配ない!

独身時代に不自由と感じていたこと。

結婚すること。
共働きで自分も家事育児を積極的に担うこと。
スケジュールやらなんやら夫婦で共有すること。

結婚して、子どもが生まれて少しずつですが、家事育児やスケジュールも夫婦でシェアしてきました。

そうすると、当時思っていた自由なんて、全くちっぽけなものだったことに気がつくんです。遊べる時間は、確かに減りました。
妻に内緒で何かをこっそり、なんてのもほとんどない。子どもが生まれてからは夜自由に仕事や勉強会、飲み会に出歩くのだって妻と調整します。

その代わり、ぼくは人生をかけて新しい事業にチャレンジできています。最悪、失敗したっていきなり路頭に迷うようなことはありません。子どもが生まれたことで、写真を見るだけでニヤけちゃうような幸せを得ました。

限られた時間、本当に厳選した遊びに費やします。友達と遊ぶのも、コンサートに行くのもまるで遠足のように一回いっかいが楽しみで、そして楽しいです。

ほんの少しの不自由さが、自分の持っている自由さを際立たせてくれる。もし、結婚生活に不自由さを感じているパパがいたら、結婚をしたことで得ることができた自由さに目を向けて欲しいと思います。

そして、夫婦で色んな話しをして下さい。
なんでも話しているから、分かり合えることや支え合えることが増えるんじゃないかと思います。

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※ この記事は2024年10月19日に再公開された記事です。

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