まずは、我が家の習いごとスケジュールをみていきましょう。
月曜日
次女 学習塾(2時間)
火曜日
三女 算数教室(45分)
次女 算数教室(1時間30分)
水曜日
長女 学習塾(3時間30分)
木曜日
長女・次女・三女 ピアノ(1時間30分)
金曜日
三女 算数教室(45分)
長女 学習塾(3時間)
土曜日
次女 算数教室(1時間30分)
三女 学習塾(1時間30分)
日曜日
長女 ボーイスカウト(隔週)
次女・三女 算数教室の集中講座(隔週)
こうやって見てみると、毎日が何らかの習い事で埋まっていて、帰ってくる時間もまちまちです。
まず習い事を選ぶ際のポイントとしては、行く曜日、時間が決まっているものをおすすめします。
なぜなら、習い事というのは一週間の生活に規則性をつくることができる、というメリットがあると考えているからです。小学校に入ってからは本格的に勉強が始まるわけですが、その前段階として、一週間のスケジュールを組んで生活を送ることができるのは、とっても良い練習になりますよ。
また、習い事の時間が決まっていることで、友だちと遊んでいても、時間になったら切り上げて習い事に行くという自制心を身につけることができます。我が家のスケジュールを見ると、遊ぶ暇はないように思いますが、間の時間には公園に行ったりマンションの下でお友達を誘って遊ぶなど、限られた時間を有効活用しています。
選ぶときのもうひとつのポイントは、自宅で練習ができるような習い事であることです。例えば、ピアノ。ピアノは教室で先生に習っているだけでは、十分に上達しません。1週間、ある程度自分で練習していくことで、自律性を教えているのです。努力の楽しさを味わわせるのも習い事なのだと考えてみてください。
子どもが一人っ子だからといって、習い事を何個もしているお子さんがいます。でも、お子さんは疲れた顔をしたり、どの習い事もやっつけ仕事になってしまっていませんか?さらに宿題や練習の時間がなくなってしまう、なんてことも考えられます。
子どもは一人でボーッとする時間をとったり、自分で空いている時間のスケジュールを組んでいったり、という力も必要です。ですから、できれば習い事は「週に3日」までというひとつの目安を設けて、本当に本人が好きで続けていきたいものに絞っていくのがいいのでは?と私は思います。
また、病気のときの振替がきく習い事や、振替ができるようなスケジュール管理が必要になってきます。振り返れる日がないからといって、そのレッスンを休むのはもったいないですよね。
毎日毎日、過密な習い事スケジュールをこなしていると、親のほうもだんだんと疲れてきます。ただ送り迎えをするだけでなく、学校の宿題のチェック、おやつの準備、晩ご飯の準備、下の子のお風呂や寝かしつけなど、やることは盛りだくさんです。
長く続けていくためには、親の覚悟がいるのも事実です。そのためには、親自身が「私が子どもにやらせたいからやらせているんだ」という気持ちをもつことで、やらされてる感がなくなり、長くサポートしていけるのではないかと思います。
「プロになるわけじゃあるまいし」と、習い事はゆる~くやればいいよね、というお母さんもいらっしゃるかもしれません。でも、やるからには真剣に取り組むのを支えるのも愛情かもしれませんよ。
あなた自身が過去の習い事のことを思い出してみてください。「あの時、辛かったけれどそれを乗り越えることで、大きな自信がついた」とか、「大人になってから、趣味として続けている」といったことはありませんか?男女ともに平均寿命が伸び、定年してからも20年近い余生があります。その時間を有意義に過ごせるかどうかも、子どもの頃にやった習い事が影響してくる可能性があります。自制心や自律性といったものも習い事から得ることができますよ。
あなたのお子さんにあった習い事が見つかるといいですね!