幼稚園受験・面接の準備。願書提出から質問・問題対策。服装は何を着る?
12,325 View幼稚園は子どもにとって、パパママと離れて過ごす初めての社会です。おともだちや先生との関わりを通して、さまざまなことを学ぶ大事な場でもありますよね。希望する幼稚園に入園するために、どんな準備をしておけばいいのでしょうか?
出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10112000546幼稚園の受験・面接準備できてますか?
幼稚園なんてまだまだ先のこと。そう思っていた我が子も、気付けば自分でできることが増えて、一人前のことを言うように。子どもに合った幼稚園を探すために、ネットで調べたり園を見学したりしてママは準備に忙しくなりますね。
やっとぴったりな幼稚園を見つけたと思いきや、今度は願書や面接など準備しなければいけないことが山積み!
願書っていつ、どうやってもらうの? 試験とか面接とかなにをするの? そもそもどんな格好で行ったらいいの? はじめての経験にママもわからないことばかりではないでしょうか。
直前に慌てないためにも、幼稚園の受験や面接の準備をしておくことが大切ですね。
幼稚園受験に必要な準備
幼稚園の受験に必要な準備は、大きくわけて4つあります。
1. 願書提出
必ず提出しなければならないのがこの願書です。どうしてこの幼稚園を選んだのか?などの志望理由から家庭や子どもについてなど、基本的な情報を幼稚園に伝える重要な書類です。
2. 試験対策
試験と言っても机に座ってするものとは限りません。いろいろなやりとりを通して子どもの性格を確認します。
3. 面接対策
願書でも記入した「どうしてこの幼稚園に入りたいのか?」を、直接アピールできるのが面接です。ほかにも子どもの様子や食物アレルギーの有無などを確認することもあります。
4. 服装準備
面接にふさわしい服装はかっちりしすぎず、でもきちんとした印象のあるものです。面接で浮かないために早めに準備しておきましょう。
このほかにも幼稚園独自のルールを設けている場合もありますので、きちんとリサーチしておくといいですね。以下にそれぞれのくわしい説明をまとめてみました。
①願書提出
■願書の入手方法
願書は配布期間内に、幼稚園まで取りに行くのが一般的です。早い園では9月から配布が始まります。人気のある園だと願書を手に入れるために並んだり、願書が一定数に達すると締め切られたりするので注意が必要です。お子さんが入りたい園が例年どんな様子なのか、あらかじめ確認しておきましょう。
■願書の書き方
願書を手に入れたら、まずはコピーをとっておきます。コピーに下書きをして、願書に清書をするようにします。万が一失敗してしまったときのために、願書を2部もらっておくのもいいですね。
筆記用具は、指定がなければ万年筆か、万年筆で書いたようにみえる水性ボールペンを使います。文字数が多すぎたり、少なすぎるのはダメです。また文字の大きさにも気を配りましょう。
肝心の志望理由は、園の方針や体感したことを織り交ぜてまとめましょう。とにかく、この園に入園したい!という意気込みが大切です。心を込めて書きましょう。
■提出方法
入手したとき同様、接園に持っていきます直。ここでも提出するために並んだり、面接の順番が願書提出順だったりすることもあります。せっかく書いた願書がムダに…なんてことにならないように気をつけましょう。
②試験対策
1. 知力
年相応に成長をしているか評価されます。評価項目は、以下の3項目です。
■言葉について
話を理解できるか、自分のしたいことを言えるかなど。
■図形や数、記号について
どんな形をしているか、数のかぞえかた、色の名前など。
■記憶や考え方について
絵や数などを覚えられるか、物の多い少ない、など。
2. 身体能力
飛び抜けた素質があることは重要ではなく、年相応の発達をしているかどうかがポイントになります。
歩いたり走ったり、ジャンプ、縄跳びなどの道具を使った遊びなどを通して確認します。普段からお子さんと散歩したり、外遊びをしていれば自然と身についていることばかりなので心配ありません。平均台や跳び箱など、あまり接する機会のない道具を使うこともあるので、その場合には教室などに通って慣れておくのもいいですね。
3. 行動観察
遊びの中でどのような行動をとるのか観察されます。おもちゃの貸し借りややりとりを通して、思いやりがあるか情緒が安定しているか、協調性があるかなどがわかります。または先生たちとの会話で、あいさつはできるか、自分の名前を言えるかなど基本的なマナーが身に着いているかなどもチェックされます。
学習面の教育に力を入れがちですが、案外「人として当たり前のことができるかどうか?」に注目している幼稚園も多いのです。普段からパパママがお手本を見せたり、子どもの心を育てることを意識することが大切ですね。
③面接対策
面接で一番重要になるのは、受験する幼稚園の方針をきちんと理解しているかということです。
幼稚園としては、園と家庭の教育方針が一致していることを望んでいます。たとえば学習に力を入れている幼稚園なのに、のびのびと育つ環境を求めたり、またはその逆だったりしてもお互いにうまくいきませんよね。
両親そろって面接に臨む場合には、パパにも準備が必要です。入学願書のコピーを何度も読み直して、志望理由や子どものことなどをしっかりと覚えておいてもらいましょう。ネットや市販の面接本を参考にすると、よくある質問がわかります。お子さんを交えて家族で練習しておくといいですね。
■両親への質問
・志望理由
・通園方法とかかる時間
・子どもの長所と短所
・家庭の教育方針
・お子さんが日常生活でできること、おむつはずれについて
園によってはPTA活動や行事への参加について、社会情勢やニュースなどの時事問題、など難しい質問をされることもあるので事前準備が肝心ですね。
■子どもへの質問
・自分の名前や年齢
・好きな食べ物や嫌いな食べ物
・いつもしている遊び
・今日は誰といっしょに幼稚園まで来たか
幼稚園によっては朝食の内容を聞かれることもあるようです。普段からご飯を中心とした朝食を食べることを心掛けましょう。面接は長時間にわたる場合もあります。子どもが退屈しないように、絵本や折り紙、あやとりなどを準備しておくといいですね。
④面接の服装
一般的にはかっちりしすぎず、やわらかい印象のある服装が好まれます。ただ園によって求められる服装は違うので、事前にチェックをしておきましょう。面接に行ったら自分たちだけ場違いな格好だった…なんてことになったらパパママだって集中できませんよね。
どんな服装をすればいいのか、直接幼稚園に問い合わせてみるのもひとつの手です。例年の傾向を教えてくれたり、「平服で大丈夫」とアドバイスをくれたりします。または在園児のママに聞いてみるのもいいですね。知り合いがいれば一番確実ですが、いないときは幼稚園見学の際や、未就園児の集まりで情報収集してみるのもおすすめですよ。
あとは通園風景からも、大まかな園のカラーが見えてきます。Tシャツやジーンズなどカジュアルなママが多ければアンサンブルくらいでちょうどいいですし、きれいめなワンピースを着たママが多ければフォーマルなスーツが無難でしょう。
子どもとの接し方が大切です
幼稚園の受験や面接のイメージはできましたか?
最近の傾向としては、遊びを通して子どもの内面をチェックすることが多いそうです。どんなにお受験のために練習しても、遊びの中では子どもは演技できないんですよね。ありのままの表情から、親子の関係やしつけなどがわかってしまいます。
普段から子どもにどう接するかということがカギになるのですね。お子さんのお手本は、パパママです。家族で力を合わせて、幼稚園受験をがんばりましょう!
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