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公開 2016年03月08日  

私が好きになった相手は、子持ちのシングルファザーでした

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私が人生のパートナーとして選んだ相手は、二児の子持ちのシングルファザーだった。結婚する前から困難な道のりになるということは分かっていた。
分かってはいたけども…。


私が好きになった相手は子持ちのシングルファザー

まずは私の生い立ちから少しお話しますと、私の両親は離婚をしていて、破局理由は「父親が愛人を作って蒸発したから」でした。

両親は学生の頃から付き合い、7年越しの大恋愛の末に結婚したにも関わらず…です。
ちなみに養育費はもらっていましたが、微々たる金額でした。(もらえるだけでもマシなのかもしれませんが)

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母は、女手一つで私たち姉妹を育てるために、朝から夜遅くまで働き詰めの日々を送り、休みの日はお昼近くまで寝て休んでいたので、私たち姉妹は母を起こさないように気を遣っていました。

朝ごはんはどうしていたのかって?
米と納豆と食パンとジャムが常にあったので大丈夫でした(笑)

父親のいない生活で、父親役もこなさなければならない母の育て方は厳しく、余裕のなさからヒステリックでもありました。
そんな苦労だらけの母の姿を見て育ったので、私は結婚願望があまりありませんでした。
それでも年頃になると彼氏もでき、幸せな結婚と家庭を夢見るようにもなりました。

しかし二十代半ばの頃…
付き合っている彼氏はいたものの、結婚したいと思える相手ではありませんでした。というより、それまで付き合ってきた相手と本気で結婚を考えたことは一度もありませんでした。

そんな中、自分の運命を変えることになる一人の男性に出会い、「結婚するならこの人だ」と初めて思えたのです。

それが現在の夫、しげパパでした。

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しかしその男性は…二児の子を持つシングルファザーだったのです。
もちろん親からは反対され、なぜ普通の結婚を選ばない?と自問自答を繰り返したこともありましたが、

出る答えはいつも
「何の壁も障害もない結婚が必ずしも幸せになれるとは限らない。
 私の両親も7年越しの大恋愛の末に結婚したくせに簡単に破局してしまった。
 相手の本質を見極めなかった母にも落ち度がある。私はそうはなりたくない」

ということでした。

相手がシングルファザーだと、それこそ一度結婚を失敗した口なのでは?と思われる方もいらっしゃると思いますが、しげパパの場合は死別でしたので、その辺りの不安はクリアーでした。

そしてしげパパの立場上、妻となる人を愛し大切にすればよいだけではなく、継母となる私と子ども達の関係をうまく築いていくために、常に私と子どもたちの間に立たなければなりませんでした。

子持ちの相手と結婚をする場合、ここが最も重要で力量が試されるところです。

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私は結婚に至るまでに、しげパパに意地悪な駆け引きをしたり、ネガティブを思いきり炸裂させて悩ませたり、感情的に思いを一方的にぶつけたりと、無意識的にもしげパパを試すようなことをたくさんしたと思います。

それでもしげパパは常に前向きで、誠実に私に向き合ってくれて投げ出すことは一度もありませんでした。

仕事と子育ての両立で、それこそしげパパ本人がいっぱいいっぱいであったにもかかわらず、です。

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私は、しげパパのこの言葉を聞いて、この人以上に、私のことを真剣に考えて大切にしてくれる人はいないと確信し、結婚。
そして、子どもたちの母親になることを決意しました。

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