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公開 2021年02月14日  

育休から復帰するママに伝えたい!職場復帰の準備に必要なことや注意点

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4月からの復職に向けて、お子様だけでなくご自身の準備をしているママも多いと思います。復職に向けて、ママが考えておくと良い「スタンス(立ち位置)」のお話を、私の復職時の失敗経験も踏まえてお話します。


目次 産休前の部署に復帰できなかった、私
復職初日、新しい部署へ
初月から残業続き、17時までの時短なのに20時まで仕事をする毎日
休日に、仕事について考えを巡らせていた私に夫が放った一言
復職前の想定と復職後の現実のギャップ
多くの人が復職ママを応援したいと思ってる。でも応援の仕方がわからない
あなたも不安だけど、会社も、夫も、もちろん子どもも不安なんです

産休前の部署に復帰できなかった、私


わたしが育休を取得して会社に復帰したのは、出産から1年経った時のことでした。

当時、勤務していたベンチャー企業は、まさに急成長の真っ最中。

毎月、10名以上の中途社員が入社し、復職した社内には、知らない人がいっぱいという状況でした。

同時期に育休をとった女性社員は3人いたものの、それ以前のママ社員は1名のみ。

会社も、まだ産休育休を取る女性社員への対応経験が浅い時期でした。

そして、私自身は復職前に、元いた部署が業務再編でなくなるという話をされたのです。


復職初日、新しい部署へ

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私は、産休前に担当していた「営業社員への研修」という仕事が大好きでした。

育休帰還中に部署がなくなってしまったと知った私は、復職前に人事部長に直談判をし、自分がいかに研修という仕事が好きか、育成が好きかを語り、結果として人事部への異動を打診していただいたのです。

新しい業務は、新卒採用の運営全般。

復職初日、新しい部署で興味のあった人事という業務についた私は本当に燃えていました(笑)

勤務形態は、保育園からの呼び出しなどの際、すぐに帰れるようにするため、時短社員、17時までを標準勤務時間として、復帰後の仕事がスタートしました。


初月から残業続き、17時までの時短なのに20時まで仕事をする毎日

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勤務形態は時短、できる範囲で残業もする(毎日の目処は19時まで)という形での復職をした私。

でも、復職から2ヶ月間は、ほぼ20時を回って帰宅する日々でした。

結果、たまたま当時わりと早めに帰れる部署にいた夫が、ほぼ毎日の保育園迎えを担当することに。

復職前、異動について相談した時には、やりたいことならやったらいい、と応援していてくれた夫との間も、次第に険悪な雰囲気になっていきました。

私の頭の中は「復職した職場で成果を出したい」「足手まといになりたくない」という焦りと不安でいっぱい。

でも、夫は、育休中と同じように、子どものお世話は妻が大部分を担いつつ復職もするという「自分は保育園の朝送り以外、特に何も変わらない状況」を想像していたのです。


休日に、仕事について考えを巡らせていた私に夫が放った一言

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その後、新卒採用のフェーズが、説明会からインターン、と進むにつれ、私自身の業務内容も変わってきました。

新卒の就活も経験していない私にとっては、何もかも初めての経験です。

自分の能力不足に悩み、毎日胃が痛くなりながら業務を行い、休日も仕事で自分が何をできるかと頭を悩ませる私に、夫がこう言いました。

「仕事、ヤメれば?」

夫からしてみれば、新しい部署にチャレンジしている私が、毎日つらそうなことが、見ていて不思議で、耐えられなかったのかもしれません。


復職前の想定と復職後の現実のギャップ


なぜそんなことになってしまったのでしょうか?

今は、その失敗の原因がわかります。

失敗の原因①自分の仕事と育児の両立を自分だけで解決しようとした
復職前に夫とは「送りは夫、迎えは私」という取り決めをしていました。

私自身が自分は「仕事よりも育児を優先するのが当然」という前提で、夫との役割分担を組んでしまったのです。

誰しも、長く現場を離れた所に復帰したり、新しいことをするときには、それなりの時間も労力もかかるもの。

もちろんストレスだってかかります。

けれど、私は夫との復職前の話し合いの中で、自分の仕事と子育ての両立を「自分だけで解決する」と飲み込んでしまった。

ここにまず、失敗の一因があります。

失敗の原因②復帰後の働き方がイメージできてなかった
保育園送迎問題に限らず、私自身、復職後の自分の働き方のイメージが全くできていませんでした。

復職後のなんとなくのイメージを想像し、夫との取り決めをしていたのです。

しかし実際には、産休前の部署・職種でもなく、また会社も進化しています。

「自分のやりたい」と「なんとかなる」「周りもきっとわかってくれる」という準備しない楽観的思考で復職した私に待ち受けていたのは、数々の想定外でした。

○今までの自分のスペックの、数段上を求められる業務内容。
○人手がたりない、時間が足りない、のなら自発的にそれを伝えねばならず、だれも「察して」はくれない環境。

そんな中で、自分の能力不足を認められないプライドがあり、周囲に状況を話し、援助を求められなかった私。

夫も、そんな私を見ていて、不安だけが募っていったのだと思います。


多くの人が復職ママを応援したいと思ってる。でも応援の仕方がわからない

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私の例で言えば、私の周囲の人はみな、復職後の私を応援してくれようと思っていたと思います。

夫だって、希望の部署にチャレンジする私を応援したかった。

会社だって、部署をかわって頑張る私を応援したかった。

周囲の同僚や先輩も、自分に何かできることはないか、と心を寄せてくれていた。

そんな中、結果的には、当時の私は

・1人で全てを抱え、周りに相談せず
・自分がどうしていきたいのかを、周りに伝えず
・自分の能力と求められる仕事のギャップに1人苦しみ
・時短と決めたのに毎日残業する、という理解不能な行動をしていた

のです。


あなたも不安だけど、会社も、夫も、もちろん子どもも不安なんです


新しいスタートには、誰しも不安を覚えます。

そんな中でも、会社も、夫も、子どもも、がんばろう!と思っているママを応援したいのです。

ただ、事情は個々に違いますし、当事者であるあなたが「何をして欲しいのか」まで、周囲は慮れないのが実情。

だからこそ、周囲の人の不安もわかった上で、ママはこんなふうに復職するのが良いのかな、という内容をご提案します。



<ママの復職、3箇条>

・自分のスタンスを決める、そしてそれを守る
・自分のキャリアビジョンを決める、そしてそれを話す
・自分の力不足を認める、そして回りに助けを求める

では具体的に何をしていけば良いのか、この3箇条にしたがって、次回お話をしたいと思います。


※ この記事は2024年02月22日に再公開された記事です。

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