産後ってなんであんなにぼーっとするのでしょうね。
私は母乳だったので、毎回赤ちゃんの体重を測って、飲んだ量を計算していましたが、その簡単な引き算ができないのです。
授乳室には計算機が常備され、同じ時期に出産したママ同士で使っていました。
病院から支給された育児本を読もうとしても、見出しすらまともに読めない。
読もうとすると、カチッとロックがかかった感じになる。
わたしはこの事を「脳内チャイルドロック」と呼んでいました。
脳がまともではないので、心も弱っていました。
そんな中助産師さんに「この子は泣いてばかりで、おっぱい飲むのも下手だし、育てにくい子ね」と言われたのです。
弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂、傷口に塩を塗る…あと、なんだっけ…とにかくすごくショックでした。
そして、子育て経験も赤ちゃんと接する経験も無いわたしは、刷り込みのように、「うちの子は、育てにくいんだ」と思っていました。
「育てにくい子だ」そう思っていた私の話を、静かに親身になって聞いてくれた先生は、わしたち親子が初めて子育て支援センターに行った時も、明るく挨拶してくださったり、ニヤッと微笑した息子をみて「あ、笑ってくれた。嬉しいな」と、どこでどう育ったらそんな優しい言葉が次々出てくるんだろうというくらい、とても明るくて優しい先生でした。
産後に言われた何気無い一言に衝撃をうけ、「育てにくい子」と決めつけていた私。
この先、育てにくい子のままだったらどうしよう。
育てにくい子を、こんな私が育てられるのだろうか。
不安で不安でたまりませんでした。(私の他の記事からもお察しかもしれませんが、なんでも不安に思ってしまう性格です。お恥ずかしい限りです。)
そんな私にも優しくアドバイスをくださった先生のおかげで岩のようにガチガチだった私の頭や心は次第にほぐれていくのがわかりました。
育児3年目、未だに不安や心配は消えませんが、子どもがにこっと笑っていれば大丈夫。その子らしくしていれば大丈夫。を心に留めて、また子育て頑張ります!
産後は大袈裟に言えば、一時間ごとに感情が違うような情緒不安定の最強版みたいな日々でした。
何気無い一言に一喜一憂して、泣いたり笑ったり落ち込んだり諦めたり。
産んだら、同時に肝っ玉母ちゃんになれると思っていましたが、甘かった…一喜一憂を繰り返し、精神鍛錬が必要なんですね…。
とほほ…。
でもまあ、息子も笑い袋みたいにケラケラ笑ってますし、まあ、いっか。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました!