我が家は共働き。
互いの実家も遠いため、ムスコが保育園に行けない日は
パパか私のどちらかが休んで看病をしています。
「俺は働いてきて疲れているんだ。
一日中家で子どもと一緒にいるだけなら暇だろう。
家事くらいきちんとやってくれ。」
もし、"夫に言われて許せない言葉ランキング"があったら常に上位に入ってくる言葉だと思います。
私が言われたら、泣きながら激怒するかもしれません。
しかし、たった1日立場を変えただけで、私も似たような言葉を夫にかけようとしていました。
それも何の悪気もなく、むしろ自分が正しいとさえ思いながらというところが驚きです。
どうしてこんな事を平気で言おうとしてしまったんでしょうか。
仕事から帰ってきた時、最初に見えたのがぐちゃぐちゃに散らかった室内でした。
それを見た瞬間に、「家事・育児の担当が、仕事をきちんと果たしていない!私は仕事で疲れているのに!」と、感じました。
余計なことを言ってしまう人はそう思ったときにそのまま言ってしまう人なんだと思います。
しかし、私が余計な一言を言わずに済んだのは、普段家事・育児を自分で経験しているからでした。
ぐちゃぐちゃに散らかったの室内は、家事・育児の仕事を果たした結果なのだと、理解ができたからだと思います。
というのも、病気の子どもがいると、まずまともに家事はできません。
熱が高い時には寝ている子どもの隣でつきっきりになりますし、
少し下がってきたら今度は動き回ってすぐに泣き出すのでやはり目が離せません。
いつ具合が悪くなるかわからないので布団は敷きっぱなしになりますし、
容体の変化で慌てて着替えさせたりすれば
着替えをその場に置きっぱなしになるのも理解できます。
どうしてそうなっているのかが理解ができれば、相手を無闇に傷つけるような言葉は使わないで済むのだと思います。
今回立場を変えてみたことで、私は夫の考えを垣間見ることができました。
共働きの良いところは、こんな風にお互いの立場を入れ替えることができることだと思います。
よく考えてみると、私は夫から「許せない言葉」を言われた記憶があまりありません。
家事・育児の負担は私と夫が7:3くらいの割合ですが、
夫は「3」の分をきっちり負担してくれているので、
家事・育児に対して理解がある方なのだと思います。
今後もこうして意識の擦り合わせをしながら、互いの立場を尊重しあっていけたら良いなと思っています。