CDやDVDなどの購入に使えて便利なミュージックギフトカード(音楽ギフトカード)。
平成時代は懸賞やプレゼントに使用されることも多く、「憧れ」を感じるギフト券の一つ。
この券で、CDをを購入した思い出のある人も多いのではないでしょうか。
また、プレゼントでもらってまだ大切にとってある人もいるかもしれません。
ところが、もう10年以上前に使えなくなっていたって知っていましたか…?
この記事は、ポスト主kamipoさんの了承を得て画像使用をしている記事です。
■平成時代の音楽ファンに愛されたミュージックギフトカード、もはや紙くず同然だった
今回取り上げるのは、世界No.4のRailsコミッターであり、IT業界の有名人でもあるkamipoさんのポスト。
LOVE PHANTOMしてたら音楽ギフトカード3000円分出てきたからタワレコでなんか買うか〜思ったのに株式会社ジャパン・ミュージック・ギフトカードは2010年に解散しており払い戻し期間も余裕で過ぎててすでにただの紙屑になってて泣いた😭 pic.twitter.com/csbbQmTZG5
— Ryuta Kamizono (@kamipo) March 28, 2024
LOVE PHANTOM(=断捨離)していたところ、「音楽ギフトカード3000円分出てきた」ということで、「タワレコでなんか買うか〜」と喜んだのも束の間、とうの昔に「サ終」していたことを知ったようです。
kamipoさんは、「株式会社ジャパン・ミュージック・ギフトカードは2010年に解散しており払い戻し期間も余裕で過ぎてて」と、正確な情報を伝えつつ「ただの紙屑になってて泣いた」と、やりきれなさを吐露しました。
ここでミュージックギフトカードを知らないZ世代さんのために、おさらい。
ミュージックギフトカードとは、株式会社ジャパン・ミュージック・ギフトカードが2010年3月31日まで発行していた商品券のこと。主に音楽CD、DVD、楽器、楽譜などの購入に使用できる券です。
紙幣型とカード型の2種類があり、額面はいずれも500円と1000円でした。
CDが買えるギフトカードとして、平成時代に活躍したミュージックギフトカードですが、実は2010年3月31日で発行が終了してしまいます。
理由としては、音楽配信の普及による音楽ソフト生産の落ち込みが挙げられるそう。
なお、発行終了後はすでに発行された券の払い戻しを受け付けていましたが、こちらも同年11月末に受付を終えています。
■ポストが見事すぎる
それにしても、この118文字の中にB’zの「LOVE PHANTOM」をかけると断捨離が捗るというTwitterネタ、CD店は絶滅の危機に扮しており「タワレコ」しか選択肢がない令和のCD事情、ギフトカードの正確な情報、「ただの紙屑」という端的な要約などを格納しきって最後は「泣いた」で締めるノリ、全てが見事すぎるポスト。
「LOVE PHANTOMしてたら音楽ギフトカード3000円分出てきたからタワレコでなんか買うか〜思ったのに株式会社ジャパン・ミュージック・ギフトカードは2010年に解散しており払い戻し期間も余裕で過ぎててすでにただの紙屑になってて泣いた」
これが、カリスマエンジニアの格納術なのかもしれません。
調査してみたところ、X(旧Twitter)で手元にあるミュージックギフトカードがすでに使用できなくなっていたことを嘆く声は度々出現しているようで10年以上前に使えなくなっていたことを知らない人は意外と多いのかもしれません。
■平成の懐かしアイテムとして大切に保管しよう
ミュージックギフトカードがまだ使えると勘違いしてしまう理由の一つに、書籍で使える「図書カード」が未だ現役のため、ミュージックギフトカードも使えると混同してしまうことが挙げられるかもしれません。
また、クオカードやiTunesギフトカードなどのギフト券と混同してしまう人もいるのかもしれませんね。
いずれにせよ「あの時ちゃんと使っておけばよかった…」と後悔しても後の祭り。しかし、もう発行していないギフト券なので、ある意味ではレア物とも言えます。
平成時代の音楽シーンを彩った懐かしのアイテムとして、大切にとっておいてみるという選択もアリかもしれませんね。
(編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)