映画「アントマン」や人気ドラマ「LOST」シリーズなどで知られるエヴァンジェリン・リリー(44歳)が、俳優業からの引退を発表した。
2004年から2010年まで放送されたドラマ「LOST」のケイト役でブレイクして以来、「ハート・ロッカー」や「ホビット」シリーズなどで知られたエヴァンジェリンは、「喜びと充足感」に満たされているとして、ハリウッドから退くことをSNSで明かした。
インスタグラムへの投稿にはこう綴られている。
「今日の私は自分のビジョンを生きることで喜びと充足感にとても満たされている。その恵みを神に感謝します。(富と名声という)当たり前に見える選択から身を引くことは、時に恐ろしくもあるけど、正しい行いに足を踏み入れることで、恐れは充足感へと変わる。いつかハリウッドにまた戻ってくる日が来るかもしれないけど、今はここが私の居場所。新しい季節の到来、私は準備ができているし、私は幸せ」
エヴァンジェリンはかつて、ソーシャルメディアが映画業界に悪影響を及ぼしていると口にしていたことがあった。イブニング・スタンダード紙のインタビューで「最近のハリウッドではよほど名の知れた俳優でない限り、才能や適役かなんて関係ない。ソーシャルメディアにどれだけフォロワーがいるかや映画シリーズに出ているかがすべてになっている。悲しいけど、それがハリウッドの現状」と語っていた。