野村萬斎 (C)週刊実話Web

長谷川博己(47)が演じる型破りな弁護士の活躍を描いた日曜劇場『アンチヒーロー』(TBS系)が、尻上がりの視聴率で最終回を迎えた。

「6月9日に放送された第9話の平均世帯視聴率は11.2%(ビデオリサーチ調べ・関東地区/以下同)で前回より1%もアップ。翌週の最終回も12.2%で、さらに1%上積み。ほとんどの回が2桁台で、TBSさんは大喜びしてますよ」(他局のスタッフ)

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視聴率が尻上がりに伸びた要因は、狂言師・野村萬斎(58)の“怪演”が大きいと評判だ。

主人公に立ちはだかる東京地検の悪徳検事正役で、ラスボス。物語が終盤に差しかかるにつれ、萬斎の出番も増加し、狂気に満ちたセリフまわしが視聴者を引き込んだ。

「主演を務めた池井戸潤原作の映画『七つの会議』(2019年)が興行収入21.6億円のヒット。映画『シン・ゴジラ』でも、狂言で培った独特な動きがモーションキャプチャーでゴジラの動きに使われるなど、邦画界に欠かせない存在ですからね。今回の怪演で、萬斎さんには今後も主役級のオファーが次々に舞い込みそうです」(同)

大切な娘を“壊した”TBS

そんな萬斎を、なんとかつなぎとめておきたいTBSには“悩みの種”があるという。

「2020年4月にTBSに入社した娘の野村彩也子アナウンサー(26)の存在です」(TBS関係者)

野村アナは入社後、『あさチャン!』や『ひるおび』など同局の主要情報番組に次々と起用され、福山雅治主演のドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』にも記者役で出演するなど大活躍していた。

「一時はラジオを含めて担当番組が10本に達していた。ところが、昨春ごろからレギュラー番組を降板して休業。今年4月には、その理由が過労であることを発表したのです」(同)

一部報道によると、野村アナには「遅刻癖」があったとされるが、その原因も疲労の蓄積だったとみられている。

「いまだ復帰のメドは立っていない。これ以上、娘が苦しむ姿を見ていられないと、萬斎さんは強制的に退社させることも検討しているようです」(同)

もし強制退社となれば、『七つの会議』を製作し、『アンチヒーロー』も萬斎の怪演で視聴率を稼いだTBSは、強力なパイプを失うことになる。

「萬斎も、大切な娘を“壊した”TBSとは距離を置くかもしれませんね」(スポーツ紙記者)

芸能界のラスボスからの“逆襲”に、TBSが怯えているというのも納得だ。