アマチュアゴルファーの飛距離不足を解決すべく、インパクトの最大効率化を目指して開発された日本シャフトの「バルカヌス」。構想から2年以上を経て商品化された、飛距離性能に特化した新シャフトが、市場で注目を集めている。
今回は本誌の「ゴルフ旅」を連載いただいている作家の池井戸潤さんに、アマチュア代表としてバルカヌスの試打をお願いした。飛距離アップを目指している池井戸さんに、日本シャフトの栗原一郎氏から、その特性についても詳しく解説してもらった。
VULCANUS(バルカヌス)とは……
ローマ神話に登場する「鍛冶神」の名前。「アマチュア特有のスイング傾向を解析し、その多様性に応じた武器(シャフト)を提供する」という意味が込められたシャフト。
その性能はいかに!?
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スイングは変えずに自分史上最高飛距離へ
「アマチュアの飛距離不足、その原因の多くはインパクトにおけるエネルギーロスです」と日本シャフトの栗原氏はいう。
本来の飛距離を得るのに必要な条件は、ゴルファーのポテンシャルとドライバーヘッドの性能を最大限に引き出すこと。その「最大効率化されたインパクト」を実現するため、バルカヌスはシャフトの「つぶれ」に注目。先端部から手元部分にかけて最適な“つぶれ分布”設計(特許出願中)を用い、どんなスイングにも適正なインパクト条件を引き出す。
何球か打っただけで、その“やさしさ”を感じた池井戸さん。
「シャフトがしっかりとタメを作ってくれるので、
アーリーリリースのスイングの人でも、ボールを『前へ』飛ばすことができますね」
「しなりは大きいけれど、インパクト手前からの復元力・加速力を感じます。これなら振り遅れて、“こすり球”になってしまうことはなさそうですね。むしろ切り返し以降シャフトがいい意味で“勝手に”仕事をしてくれるので、ボディターンだけを意識すればよさそうです。非常にやさしいシャフトですね」と池井戸さん。
バルカヌスの効果をテキメンに感じたようだ。