2024年春アニメが終了してから1か月が経ちましたが、そのなかには続編の制作予定が明かされた作品もあります。そうした人気作品についての視聴者の反応は、どのようなものだったでしょうか。
TVアニメ『ダンジョン飯』ティザービジュアル第2弾 (C)九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会
【画像】地上波放送NGな描写も? こちらが24年放送の過激アニメです(5枚)
不穏さを残したラストに期待の声
「豊作」ともいわれた2024年の春アニメが放送終了して早くも1か月が経過しました。終わりを残念に思う一方で、続編の制作発表がされて視聴者から喜びの声があがった作品も少なくありません。
※この記事には『ダンジョン飯』『怪獣8号』『戦隊大失格』のネタバレを含みます。
『ダンジョン飯』
マンガ誌「ハルタ」(KADOKAWA)で連載されていた同題マンガ(作:九井諒子)が原作の『ダンジョン飯』は、冒険者の「ライオス・トーデン(CV:熊谷健太郎)」が妹の「ファリン(CV:早見沙織)」を救い出すため、ダンジョンへと挑んでいくファンタジー作品です。
2023年冬から連続2クールで放送され、エルフの「マルシル(CV:千本木彩花)」を中心としたコミカルな作風や、モンスターの肉など現地の食材を使ったおいしそうな料理も登場し、「飯テロ」要素が話題になっていました。
第2クール目ではレッドドラゴンの胃袋から助けたファリンが、狂乱の魔術師「シスル(CV:小林ゆう)」に連れ去られてしまい、ファリンを取り戻すために再びダンジョン奥の深くへ進んで行きます。そして最終回では、ライオスたちがファリンを救うための希望を見つけながらも、普段通りの冒険が描かれて幕を閉じました。
作品自体への評価は高いですが、最終回放送時はKADOKAWAのサーバーの関係でニコニコ動画での生配信ができず、「コメントと一緒に観たかった」との声も聞かれます。2期の放送時にはニコニコ動画での一挙放送も期待されているようです。
『怪獣8号』
『怪獣8号』は「少年ジャンプ+(プラス)」にて連載中の同題マンガ(作:松本直也)が原作です。幼い頃の約束を胸に「日本防衛隊」採用試験に挑むも敗れ続け、一度は入隊を諦めていた主人公の「日比野カフカ(CV:福西勝也)」が、再び夢に向かって立ち上がった矢先に怪獣の力を手に入れて「怪獣8号」として活躍します。
物語の終盤ではカフカの正体がバレてしまい、その存在を危険視した「防衛隊本部」によってカフカは囚われてしまいました。そのような状況でもカフカは自身を人間だと証明するため、防衛隊長官の「四ノ宮功(CV:玄田哲章)」と戦います。最終的にカフカは怪獣だと結論付けられたものの、仲間たちの彼を大切に思う気持ちも伝わってか、処分保留となりました。
カフカの処分結果に、同じ部隊の仲間たちが喜びの声をあげるなか、何度も戦った宿敵「怪獣9号(CV:吉野裕行)」が新たな動きを見せたところで物語が終わります。その後、流れた第2期制作決定の告知映像には「アニオリでストーリー補完されていたし続きが楽しみ」「さらなる山場を彷彿とさせる際どい最後だな」と期待が高まっています。
『戦隊大失格』
『戦隊大失格』は「週刊少年マガジン」で連載中の同題マンガ(著:春場ねぎ)が原作で、正義のヒーロー「龍神戦隊ドラゴンキーパー」(通称:大戦隊)と悪の怪人軍団との形骸化した戦いが毎週のように繰り広げるなか、その戦いに嫌気がさした「戦闘員D(CV:小林裕介)」が世の中に反旗をひるがえしていく物語です。
Dは候補生ながら大戦隊を正そうと考える「桜間日々輝(CV:梶田大嗣)」の協力を得て、成り代わる形で大戦隊へと潜入し、正隊員への昇格試験に挑みます。その途中で地上に潜伏していた幹部怪人「ペルトロラ(CV:大塚芳忠)」も乱入して混沌とした戦いが続くなかで、Dと「ブルーキーパー」こと「青嶋庄吾(CV:井上剛)」との一騎打ちになります。
最終的にブルーキーパーが命を落とす形で戦いに決着がつき、Dにとって予断を許さない結末を迎えました。正隊員としてのDの活躍に期待がかかる反面で、不穏さを残したまま終わった最終回でした。
第2期が2025年に放送されることが明かされ、「謎が残っているから続編はうれしい」「これからが本番って感じで期待」と続編を楽しみにする声が多く聞かれます。