「麦わらの一味」の剣士「ロロノア・ゾロ」は、「世界一の剣豪」になるという目標があります。現在はミホークが持つその名を自らのものとするため、ミホークとの戦いは避けられません。ただ、それ以前にも、ゾロには強敵が立ちはだかりそうです。



画像は『ONE PIECE 15thシーズン 魚人島編 piece.2』(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

【画像】あれ? 「二度と敗けねェ」じゃなかったの? こちらはゾロが勝てなかった敵です(4枚)

読者が「負けるかも…」と感じるほどの強敵ばかり

 マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』の主人公である「モンキー・D・ルフィ」の最初の仲間にして、ルフィから絶大な信頼を受けている「ロロノア・ゾロ」は、「世界一の剣豪になる」という夢を目指し、日々、修行に励んでいます。これまで、「ピーカ」や「キング」などの強敵を倒しました。

※本記事には、『ONE PIECE』コミックス第109巻に未収録の情報が含まれています。ご了承ください。

 最終的にゾロを待ち受けるのは「世界一の剣豪」である「ジュラキュール・ミホーク」ということは多くの人が考えているでしょう。では、ミホークにたどり着くまでに、ゾロはどれほどの強敵と戦うことになると思いますか?

 まず、麦わらの一味の対戦相手として考えると、多くの人が「黒ひげ海賊団」を思い浮かべるのではないでしょうか。そのなかでも剣士といえば、元「インペルダウン」の看守長で、現在は黒ひげ海賊団の2番船船長を務める「シリュウ」がいます。

 シリュウは、ルフィを死の淵にまで追いつめたマゼランと共に「インペルダウンの二枚看板」と呼ばれるほどの実力者で、剣の腕前は相当なものだと推測されます。また、黒ひげ海賊団加入後は「スケスケの実」の能力者となり、姿を隠して不意打ちで攻撃する、という戦術で戦う描写も見られました。

 シリュウの腕前と「スケスケの実」の能力の組み合わせは対戦相手にとって、かなり戦いづらいはずです。ゾロがシリュウと戦う場合は、まず「過剰な覇気」で悪魔の実の能力を打ち消すか、「見聞色の覇気」を体得してシリュウの存在を感じ取れない限り、一方的に攻撃を受け続けることになるかもしれません。

 続いて、海賊の天敵である海軍のなかで考えてみましょう。海軍のなかで剣術の腕前が凄い人物といえば、海軍大将のひとりで、盲目でありながら重力を操る「ズシズシの実」の能力者「藤虎」こと「イッショウ」ではないでしょうか。

 劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』では、ゾロと藤虎が一戦交えるシーンがあります。そこでは、息を切らすゾロに対して、イッショウは余裕のある雰囲気でした。『STAMPEDE』の時系列は定かではありませんが、ゾロはその時期から、さらに成長していることでしょう。ただ、イッショウも修行は怠っていないはずです。たとえゾロの強さを持ってしても、苦戦が強いられることが予想されます。

 また、戦いの経緯は想像できませんが、元「白ひげ海賊団」5番隊隊長である「ビスタ」との戦いを期待する読者が多いようです。二刀流の大剣豪で、「頂上戦争」では、ミホークと善戦を繰り広げました。
公式からも「互角」といわれているため、ミホークとの勝負前に腕試し的な感覚で戦う、もしくは稽古をつけてもらう、という展開があるのかもしれません。

 ほかには、第1117話にて、ゾロと「五老星」のひとり、「イーザンバロン・V・ナス寿郎星」が剣を交えました。ここでは勝敗が決する前にナス寿郎星が別キャラの覇気でその場から消失しますが、今後、再び相まみえる可能性は十分にあります。

 さまざまな強敵を前に、今後、ゾロはどんな戦いを見せてくれるのでしょうか?