吉本興業の取り組み
■お笑いが脳に与える影響の検証研究
2022~2023年、アメリカで頭頸部専門医として活躍する石山大樹氏と共同で、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)を活用した脳の活性化の検証研究「笑いと健康プログラム」を実施しました。
お笑いがヒトの脳にどのような影響を与えるかを調べるために、お笑い動画を視聴している時の脳活動をfMRIで撮影。研究は複数回のフェーズに分けて行い、「世代特有の脳活動」や「習慣性による脳活動の変化」も検証しました。
その結果、20代では記憶や言語、視覚認識、聴覚処理、感覚統合などに関与する部位で、60代では自己制御や感情の調整、文字の処理や読書、顔認識などに関与する部位で、活発な脳活動が認められました。
習慣性がもたらす脳活動への効果(変化)は60代の方が大きく、ストレスマネジメントに関連する部位で活性化が認められたほか、感情の調整や衝動の制御などに関与する部位では、視聴習慣が長期化するほど活性化する傾向が見られました。また、動画の視聴時間は、約5分という短時間でも、脳の複数の部位で活性化に繋がることが認められました。
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BSよしもと『ワラケンTV』8月25日スタート
「笑いの力で健康に、そして健康なら笑える!」を合言葉に、「笑いと健康(ワラケン)プロジェクト」の取り組みを紹介する番組『ワラケンTV~笑いと健康プロジェクト~』が8月25日(日)、BSよしもとでスタートします。
初回放送は、「笑い」が人のココロやカラダの健康に良いことを研究し、笑いのチカラ力で世の中を元気にする、吉本興業の試み「笑いと健康プロジェクト」自体の説明をはじめ、キリンホールディングス株式会社との実証実験を紹介します。
大嶽浩司・昭和大学医療イノベーション担当教授が監修
昭和大学医療イノベーション担当教授で、現在、米国スタンフォード大学で医療機器の開発を手掛けている大嶽浩司医師に吉本興業の取り組みを監修していただきます。大嶽医師からコメントが届いています。
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大嶽浩司医師 コメント
「お笑い」が心身の健康を導くことは、誰もが経験しています。「笑いと健康プロジェクト」は、個人の健康にとどまらず、「笑い」を通じて、健康な企業や社会の実現を目的としています。吉本興業とパートナー企業が協働し、「笑いのチカラ」を科学的に分析すれば、「笑い指標」の計測や「笑いの処方箋」など、社会の健康増進に寄与するイノベーティブなプロダクトを生み出せると確信しています。サイエンス面からこの「笑いと健康プロジェクト」に関わることを大変嬉しく感じています。
【プロフィール】
2013年 昭和大学医学部 麻酔科学講座教授
2016年 昭和大学病院 副院長
2022年 スタンフォード大学 Clinical Informatics Management修士(MCiM)修得
2024年 昭和大学医療イノベーション担当教授
番組概要
『ワラケンTV~笑いと健康プロジェクト~』
放送局:BSよしもと(BS265ch)
初回放送日:8月25日(日)13:00~13:30
以降、月1回放送予定
出演者:野田クリスタル(マヂカルラブリー)、亀井京子、宮田俊男(医療監修)
視聴方法:
【TV】 BS265ch(無料放送)
【スマホ・PC】BSよしもとホームページ(無料配信)