現地時間8月24日に開催されたプレミアリーグ第2節で、4連覇中の絶対王者マンチェスター・シティは昇格組のイプスウィッチと対戦。開始7分でまさかの先制を許すも、直後に追いつき、終わってみれば4-1で快勝した。
開幕2連勝に大きく貢献したのが、アーリング・ハーランドだ。まずは12分にPKで同点弾を奪うと、その4分後にはケビン・デ・ブライネの絶妙なアシストで、この日2点目をゲット。そして仕上げは88分、ペナルティエリア手前で自慢の左足を振り抜き、ハットトリックを達成した。
これで24歳のノルウェー代表FWは、母国クラブ、オーストリアのレッドブル・ザルツブルク、ドイツのドルトムントを経て、一昨夏にシティに加入以来、公式戦101試合で94ゴールとなった。圧倒的なペースにジョゼップ・グアルディオラ監督も驚愕だ。
クラブ公式サイトによれば、稀代の名将はイプスウィッチ戦後の会見で、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドのような“偉人”に匹敵すると語った。
【動画】ハーランドが3ゴールの大暴れ!デ・ブライネの超絶アシストも光る
「彼はザルツブルグでもドイツでも、それをやってのけた。馬鹿げた数字だ。ロナウドやメッシとゴール数で肩を並べられる。彼の年齢でこの数字は信じられないよ。これ以上ないほど頼りになる存在で、彼を迎え入れられて本当に嬉しい。何年もここにいてくれるよう願っている。それは我々にとって本当に良いことだ。どれだけ重要な選手かは知っているはずだ」
今夏は多くの選手が代表活動でオフを削ったなか、ノルウェー代表はEURO予選で敗れたため、ハーランドはたっぷりと休養を確保できた。グアルディオラ監督は、この点が非常に大きいと考えているようだ。
「数週間前にも言ったが、彼は前のシーズンよりも調子がいい。彼は多分あまり休みが多くない状況に適応するのに苦労していた。以前、『疲れた、少し消耗している』と言っていたのを覚えている。今シーズンはEUROがない分、リラックスして、非常に良い状態で合流した。
何か悪い出来事があれば、必ずポジティブなことが起こる。負けた時は、ポジティブに捉えて前進するんだ。ノルウェー代表としてEUROに行きたかっただろう。しかし、それは叶わなかった。それならば『よし、リラックスして、今シーズン良いプレーをして、ノルウェーが次の大会に出場できるようにしよう』ってね」
プレミアリーグ開幕2戦で4発と、相変わらずゴールを量産しているハーランド。もはや大爆発が通常運転だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【画像】2024年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!
【画像】華やかに可憐にピッチで輝く!世界の“美女フットボーラー”を一挙紹介!
【記事】「スローモーションのように…」アーセナルGKが空前絶後の神セーブを回想。指揮官は興奮!「普通ならゴール。信じられない」