同じ1988年生まれの36歳。伊藤翔が“戦友”永木亮太とユニホーム交換「またお互いに刺激し合いながらやれればいいかなって」

 伊藤翔と永木亮太。共に1988年生まれの2人が健闘を称え合った。

 8月24日に行なわれたJ2第28節で、横浜FCと徳島ヴォルティスがニッパツ三ツ沢球技場で相まみえ、前者が2-0で勝利した。

 横浜FCの伊藤は途中出場し、徳島の永木は先発フル出場。試合終了後、伊藤が永木に歩み寄り、お互いのユニホームを交換した。

 同じ36歳で、かつて鹿島アントラーズでも共闘。伊藤は「もともと亮太とは仲が良いんですよ」と明かす。

「この前も東京で一緒に食事して、もうすぐ試合だね、とか話していて。アウェーの徳島戦があったけど、俺がその前の試合で怪我して行けなかった。その時に、徳島に行ったらユニでも交換しようかって話していたこともあったので」
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 6月の対戦では実現しなかったが、今回のホームゲームでは2人とも同じピッチに立った。伊藤は永木を「戦友」とも表現する。

「プレッシャーのなかで一緒に戦ってきた。仲が良いっていうのもあるし、あとは同い年で、お互いにここまでやっているわけだから。だんだん俺らの歳も生き残りが少なくなってきている(笑)。とはいっても多いほうだと思うけど、またお互いに刺激し合いながらやれればいいかなっていう意味でのユニ交換でしたね」

 徳島戦の翌日に行なわれた東洋大とのトレーニングマッチで、伊藤は1本目に出場し、鮮やかなループシュートを決めてみせた。7月に入ってからリーグ戦で途中出場が続くが、ここまでチームトップの7得点をマーク。徳島の腕章を託されている永木に負けず劣らず、円熟味を増すアタッカーはまだまだ健在だ。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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