2024年8月25日、味の素スタジアムで鹿島アントラーズ戦に臨んだ東京ヴェルディが2-1と競り勝った。勝利の立役者のひとりが、2ゴールを決めた山見大登だ。63分、綱島悠斗のスルーパスに反応して右足で豪快に叩き込むと、75分には森田晃樹のシュートをGKが弾いたボールを首尾よく押し込んだのだ。
そんな山見について、東京Vの城福浩監督は次のようなコメントをしている。
「彼の才能というか、持っている力を我々はガンバ大阪にいる時から注目していました。ヴェルディに来てもらって、J1リーグで長いプレー時間の確保がどういうことかをずっと言い続けていました。それを頭で理解しても、彼が身体で表現するまでには時間がかかりました。
プレーの連続性、守備をしっかりやることで最後自分のところにちゃんとくるといったものを表現できるようになってきて、今日も地味ですが、相手CBがフィードする時に中を絞めて外側にボールを出させて、そこからプレッシャーに行くとか、今まで彼の辞書になかったようなプレーをしてくれました」
山見の成長を実感している指揮官は言葉を継ぐ。
「ピッチに立つ時間が長くなれば、自ずとチャンスの数は増えます。誰も気づかないような地味な仕事から始める。彼がそれを自分のアイデンティとして確かめながらプレーしていると思います」
鹿島戦の2ゴールには、そうした背景もあった。山見の努力が報われた2得点とも言えるだろう。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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