まだ開幕して2試合だ。しかし、白星を逃せば批判と重圧は増す。それがビッグクラブの宿命だ。
8月24日のセリエA第2節で、ミランは鈴木彩艶が所属するパルマに敵地で1-2と敗れた。立ち上がりに失点すると、後半に追いついたものの、終盤に追加点を献上。2点ビハインドから追いついたトリノとの開幕戦に続き、2試合連続で勝利を収めるに至らなかった。
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データサイト『Opta』によると、ミランが開幕2試合で白星を逃したのは、2011-12シーズン以来のこと。ステーファノ・ピオーリ前監督に代え、パウロ・フォンセカ新体制で挽回を目ざすクラブにとって、痛恨のシーズンスタートとなったのは間違いない。
当然、地元紙からは厳しい声が寄せられている。『Gazztta dello Sport』紙のステーファノ・アグレスティ記者は、パルマ戦で同じようなかたちから2失点を許したことを「ビッグクラブがこのような守備などありえるだろうか?」と批判。「2試合で1ポイントは悲惨」とこき下ろした。
「もちろん、挽回するための時間は無限にある。だが、すぐに流れを変える必要がある」
また、アレッサンドラ・ゴッツィーニ記者も「以前の欠点がすべて同じままのグループ。出だしが悪くてアグレッシブではなく、プレーの筋がない。そして特に安定していない。(新加入のストラヒニャ・パブロビッチが何度も救ったが、守備のもろさが変わっていないことは明らかだ」と指摘している。
「フォンセカはずっとベンチ前に立ち、しばしば両腕を広げた。彼の指示にチームが従っていないことは明らかだ。そして情熱も注いでいない。リズムは悪く、アイデアがない」
「以前の限界(守備のもろさ、あまりにソフトなラファエウ・レオン、ガッツのなさ)がすべて明らかになった。急いで先に行かなければならない。ラツィオ、ヴェネツィア、そして何よりも来月はチャンピオンズリーグとダービーが待っている」
早くも苦しい立場に置かれつつあるフォンセカ監督とミランは、巻き返すことができるのか。インターナショナルウィークに突入する前のアウェーでのラツィオ戦で必勝が求められる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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