アウェーの京都戦、FC東京は0-3とスコア通りの完敗を喫した。セットプレー(CK)で、しかも同じような形で2失点するなど、ファン・サポーターにとっては見ていられない試合だったかもしれない。
リーグ5戦未勝利との結果を受け、FC東京はJ1リーグで9位(28節終了現在)。首位の町田に勝点16差をつけられ、東京Vに勝点で並ばれてしまった(得失点差で東京Vを「2」上回っているが)。厳しい現実に直面している。
松木が海外移籍で抜けた新潟戦後の5試合で得点1、失点8。成績を見てもチームの低調さは分かる。
もはや逆転でのリーグ優勝は難しく、カップ戦も敗退。モチベーションを保つのが厳しい状況下ながらも、ファン・サポーターは毎試合チームを後押している。そんな彼らのために恥ずかしい試合は見せられないはずだが、チームのパフォーマンスは不安定だ。
昨季終了後、FC東京の小原GMはクラモフスキー監督就任後のチームについて次のようにコメントしていた。
「シーズン後半はアタッキングサードの進入率は高くなっていて、シュート数やチャンスの構築率も上がりましたが、得点に上手く結び付かなかった。シンプルに戦術のところで崩しのバリエーション、選手の意思統一などがまだまだ足りなかった」
果たして、そこから進化はあったのか。松木、荒木のコンビが機能していた頃はスペクタクルな攻撃を見せていた試合もあった。しかし、松木が去ってからのFC東京はどうか。
ピッチ上の選手たちは一生懸命戦っているものの、肝心の結果が出ない。今更監督を代えても手遅れの感は否めないというのが個人的な見解だが、クラブのフロントはチームのどこに問題があると考えているのか。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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