現地時間8月25日に開催されたラ・リーガ第2節で、名将カルロ・アンチェロッティが率いるレアル・マドリーは、昇格組のバジャドリーと本拠地サンティアゴ・ベルナベウで対戦。前半はノーゴールも後半に得点を重ね、3-0で快勝した。
この一戦で鮮烈なデビューを果たしたのが、18歳のエンドリッキだ。86分に同じく新加入のキリアン・エムバペと代わってピッチに入ると、その10分後だった。
ペナルティエリア手前でパスを受けた若きブラジル代表FWは、巧みなボールタッチでDFを振り切ってシュートコースを作り、右足を一閃。強烈なシュートをニアに突き刺し、勝負を決定づけるチーム3点目を奪ってみせた。
デビュー戦でいきなり初ゴールをマークしたエンドリッキは試合後、『Realmadrid TV』のインタビューに対応。「とても嬉しい。夢が叶ったよ。僕はすでにブラジル代表として、このベルナベウでプレーし、ゴールを決めたことがあるけど、それはマドリーでの話ではない。今日がオフィシャルなデビューで、リーガでもデビューを果たしたんだ」と喜びを伝えた。
【動画】挨拶代わりのゴラッソ!エンドリッキが衝撃のデビュー
「言葉を失うよ。自分の身に起きている全ての出来事を神に感謝するのみだ。僕はいつもブラジルの人たちのために、そして今はスペインの人たちのために勝とうとしている。みんなが団結して、いつ試合があっても楽しめるようにしたい。ビデオゲームの中でしか見たことがなかったトップ選手たちとプレーできて、とても嬉しい。僕にとっては非常に大きな出来事だ」
白い巨人とセレソンの未来を背負って立つ俊英はまた、アンチェロッティ監督に伝えた言葉を明かした。
「ここに来て僕が最初にアンチェロッティに言ったのは、チームに多くのハードワークと才能をもたらせるということだ。僕はハードワークを続ける。ミスも犯すけど、それを正すこともある。僕は新人で学ぶ要素がたくさんあるけど、とても幸せだ。みんなが僕を応援してくれている。監督を信じて、チャンスを待つよ」
エムバペ、ジュード・ベリンガム、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ…。超強力な攻撃陣を擁する銀河系軍団にあって、割って入るのは決して容易ではない。だが、わずか数分のデビュー戦でのパフォーマンスを見れば、期待せずにはいられない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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