「スーパーな素晴らしいクリアだ」板倉滉のPK判定にドイツの元審判が疑問! 一方で試合を裁いた主審は異なる見解「ボールにプレーしていない」

 板倉滉と福田師王が所属するボルシアMGは現地時間8月23日、ブンデスリーガの開幕節で昨季の王者レバークーゼンとホームで対戦。2-3で敗戦を喫した。

 ボルシアMGは前半に2点のリードを許すも、後半に入って59分と85分にゴールを奪い同点に追いつく。しかし90+11分、自陣ペナルティエリア内で板倉がアミンヌ・アドリを倒してしまい、これがVARチェックの末にPKの判定となる。

 フロリアン・ヴィルツのPKはGKヨナス・オムリンがストップするも、こぼれ球を押し込まれて勝ち越し弾を許した。
【動画】王者レバークーゼン戦、板倉のPK献上シーン
 ドイツ大手紙『Bild』によると、この決勝点に繋がったPK判定に対して、ブンデス1部と2部で350試合以上を裁いた経験を持つクヌート・キルヒャー元審判は、以下のように疑問を呈している。

「私はこの試合をくつろぎながら見ていたが、あの場面に関しては、クールな守備的アクションだと思った。ボールは選手が来た方向とは逆に行ったが、スーパーな素晴らしいクリアだ。後で中断が入ったことはちょっとショックだった。映像を見ると、それほど明確ではなかった。ミスは起きるものだ」

 一方、この試合の笛を吹いたロベルト・シュレーダー主審は「私は当初、ボルシアの選手が先にボールにプレーした印象を持っていたので続行させた。しかしVARチェックの結果、そうではないとわかった」と説明している。

 板倉にとっては、痛恨のジャッジとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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