「アンリはよく働く。大きく飛躍した」ついにデビュー! チェイスをシュツットガルト同僚が絶賛。現地紙も「日本人は良い仕事をした」

 20歳の逸材が大きな一歩を踏み出した。

 現地時間8月24日に開催されたブンデスリーガ開幕節で、チェイス・アンリが所属するシュツットガルトは、堂安律を擁するフライブルクと敵地で対戦。開始2分で先制したものの、前半のうちに追いつかれると、54分に堂安に逆転弾を浴び、1-3で黒星を喫した。

 尚志高から直接シュツットガルトに加入し、セカンドチームで経験を積んでいたチェイスは、66分から途中出場し、ついにトップチームデビュー。3バックの右として守備での奮闘に加え、本人も「あとちょいでしたね。本当にちょいでした」と振り返ったように、非常に惜しいミドルシュートを放った。

 限られた時間で次に繋がるインパクトを残したなか、現地の大手紙『Bild』が「チェイスがブンデスリーガ初出場で印象的な活躍を見せる」と題した記事を掲載。若きDFに関して、次のように伝えている。
【動画】超惜しい!チェイス・アンリがデビュー戦で放った鮮烈ミドルシュート
「セバスティアン・ヘーネス監督は、戦術的な理由から(右SBの)パスカル・シュテンツェルに代えてセンターバックを投入した。この交代は結果を変えなかった。とはいえ、日本人選手は良い仕事をし、最終ラインを引き締めた。

 チェイスはデュエルに2回とも勝利し、20本のパスは全て味方に届いた。それに攻撃面でも多くを提供した。88分に放ったロングレンジのシュートは、フライブルクの左ゴールポストをわずかに外した」

 また、左SBのマキシミリアン・ミッテルシュテットも称賛。7歳下のチームメイトに好印象を抱いているようだ。

「アンリはよく働くし、絶対的なプロフェッショナルだ。トレーニング前後のジムでの姿を見るだけでいい。素晴らしいメンタリティの持ち主で、ここ数か月で大きく飛躍した。彼は今日、セントラルディフェンスのオプションになり得ると示した」

 もっとも、チェイスは「トップでもっと試合に出て、スタメンを狙っていきたい」と語る。昨季はブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げたレバークーゼンに次ぐ、2位に入ったチームで、定位置を確保できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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