現地時間8月25日に開催されたベルギーリーグ第5節で、シント=トロイデン(STVV)は町田浩樹を擁する難敵、ユニオン・サン=ジロワーズと対戦。前節に続いて小久保玲央ブライアン、小川諒也、谷口彰悟、山本理仁、藤田譲瑠チマ、伊藤涼太郎と、日本人計6選手が先発したなか、0-0で引き分けた。
STVVは開幕4戦で計14失点を喫し、1分3敗。今節でようやくクリーンシートを達成したものの、攻撃が振るわず、またしても初勝利はお預けとなった。
痛恨だったのが、イサイアス・デルプポの一発退場だ。80分からピッチに入ったアルゼンチン人MFは、出場からわずか6分でマティアス・ラスムーセンへの危険なファウルを取られ、大事な終盤で数的不利を強いた。
ただ、この場面を映像で振り返ってみると、ラスムーセンとの接触は非常にソフトだったようにも見える。それだけに判定を巡って議論が巻き起こるなか、現地メディア『VOETBALKRANT』によれば、元審判員のセルジュ・グミエニー氏は「デルプポのタックルはレッドに値しなかった」と断言。次のように見解を述べた。
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「そう、彼は確かに突っ込んでいった。しかし、足を伸ばしてラスムーセンの足に当たったわけではない。スピードとパワーが過剰だったとは思わなかった。ローレンス・ヴィッサー主審をスクリーンに呼び出したVARのローター・ドントには賛成だ。ヴィッサーはデルプポが無謀に飛び込んでくるのを見て、深刻なファウルだと思っていたからね。
いずれにせよデルプポに余計な罰を与える必要はなかった。もちろん、ヴィッサーが自分の判断を支持するのは当然の権利だ。最終判断は下すのは彼だが、ここではVARが正しく、ヴィッサーは自分のミスを認めるべきだった。それがどんなに困難でもだ」
5節を終えて勝点2に留まるSTVVは16位中15位に低迷。ここから巻き返し、早々に残留争いから抜け出せるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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