リーガ2戦不発のエムバペ、CF起用を疑問視する意見にアンチェロッティ監督が“反論”「左や右でプレーしなければいけないとは思わない」

 ラ・リーガが開幕して、まだ2試合だ。それでも、ゴールがないことを騒がれるのは、スーパースターの証とも言える。確かなのは、指揮官は心配していないということだ。

 8月25日のリーガ第2節で、レアル・マドリーはバジャドリーを相手にホームで3-0と快勝した。前半をスコアレスで終えたものの、後半立ち上がりにフェデリコ・バルベルデのゴールで先制。終盤にブラヒム・ディアスと18歳のエンドリッキが相次いでネットを揺らし、今季リーグ初白星をあげている。
【動画】エムバペと交代投入の18歳エンドリッキが衝撃デビュー弾
 ただ、CFとして先発出場したキリアン・エムバペに得点はなかった。終盤の2得点が決まる前にベンチに下がったフランス代表FWは、フル出場した開幕戦に続くノーゴールだ。

 アタランタとのUEFAスーパーカップでゴールを決めているものの、国内での“デビュー弾”がまだとあれば、雑音は増していく。ヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴを両翼とする3トップの中央でプレーしていることも一因だ。

 しかし、米スポーツチャンネル『ESPN』によると、マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は、試合後会見でエムバペのポジションの影響を問われると、「まったくないと思う」と強調している。

「彼はスペクタクルなFWで、とても速く、ボールなしでうまく動く。3回チャンスがあった。あのポジションでゴールを決めると思う。彼は常にゴールを決めてきた。左や右でプレーしなければいけないとは思わない。これから決めていくだろう」
 
 エムバペ本人はクラブ公式チャンネルで「とてもうれしい。(本拠地サンティアゴ・)ベルナベウでの初戦を勝利で飾れ、3ポイントを獲得できた」と、チームの白星に対する満足感を表した。

「素晴らしい夜だった。ファンは最高だったね。ここでの初戦に勝ちたかった。このスタジアムでプレーするのは夢なんだ。でも、木曜には次の試合がある。また勝ちたい」

 その29日のリーガ次節で、マドリーはラス・パルマスと敵地で対戦する。エムバペのリーガ初ゴールは生まれるのか、注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部 

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