9月に北中米ワールドカップのアジア最終予選を戦う森保ジャパン(5日に中国、11日=日本時間にバーレーンと対戦)。果たして、どんなメンバーで臨むのか。2次予選でも基本的に“ベストメンバー”を呼んだ過去の傾向を踏まえると、今回も大幅な変更はない。具体的には、今年6月の招集メンバーが軸になるだろう。
となると、以下のメンバーは堅い。GKの大迫敬介、鈴木彩艶、DFの町田浩樹、板倉滉、菅原由勢、毎熊晟矢、MF/ FWの遠藤航、南野拓実、守田英正、鎌田大地、前田大然、堂安律、上田綺世、田中碧、中村敬斗、久保建英。リバプールでサブ扱いの遠藤も、日本代表キャプテンという立ち位置を考えれば森保一監督は外さない。ここに挙げた16名はアクシデントが無いかぎり、選ばれるだろう。
ここに、“黄金の槍”三笘薫と伊東純也(不起訴処分だったため)が揃って復帰と予想。シント=トロイデンでチャンスを掴み始めたGK小久保玲央ブライアンは気になる存在だが、FC町田の躍進を支えるGK谷晃生も選出濃厚か。怪我から復帰した小川航基、さらに3バックを想定するなら谷口彰悟もエントリーされると見る。冨安健洋、伊藤洋輝、橋岡大樹、川村拓夢らは負傷の影響で選外となるはずで、ここまで挙げた21名をポジションに当てはめると、次のようになる。
例/4-1-4-1システム
GK/鈴木、大迫、谷
右サイドバック/菅原、毎熊
CB /板倉、町田、谷口
左サイドバック/
アンカー/遠藤、守田
右ウイング/堂安、伊東
インサイドハーフ/久保、鎌田、南野、田中
左ウイング/三笘、中村、前田
CF/上田、小川
これをベースに招集メンバーが26人と想定すると、残り5枠はCBに「1」、左サイドバックに「2」、MFに「1」、CFに「1」になるだろうか。
伊藤不在の左サイドバックは、町田に加入した中山雄太とベテランの長友佑都が有力か。日本代表が2大会続けてワールドカップ最終予選の初戦を落としている事実を考えると、その屈辱を経験している長友を入れておくメリットはある。FC東京でのパフォーマンスはいまひとつも、チームの雰囲気を引き締めるうえでムードメーカー長友は必要だろう。
MFはセルティックで好調な旗手怜央。複数のポジションをこなす利便性は魅力で、森保ジャパンでの実績もある。そこまで冒険できない最終予選の開幕2連戦という点も考えると、旗手がベターという結論に行き着く。パリ五輪で大活躍した藤田譲瑠チマはシント=トロイデンで出番が増えつつある現状を森保監督がどう考えるか。アンカーの3番手として呼ぶ価値はありそうだが、果たして。
CFの3枚目は、おそらく浅野拓磨だろう。新天地のマジョルカで2試合続けてスタメン出場しており、コンディションは悪くない印象だ(2節のオサスナ戦で好機を外したが)。ただ、ここには細谷真大か藤尾翔太が食い込む可能性も。パリ五輪後も好調をアピールする藤尾は“大穴”と見る。
パリ五輪組で期待したいのが、CBの高井幸大。1対1の対応力に加え、カバーリング能力も素晴らしい彼がCBの4番手に選ばれても不思議はない。いずれにしても、パリ五輪組が今回の招集メンバーに入るかは大きな注目点だ。
最終予想の26人/4-1-4-1システム
GK/鈴木、大迫、谷
右サイドバック/菅原、毎熊
CB /板倉、町田、谷口、高井
左サイドバック/中山、長友
アンカー/遠藤、守田
右ウイング/堂安、伊東
インサイドハーフ/久保、鎌田、南野、田中、旗手
左ウイング/三笘、中村、前田
CF/上田、小川、浅野
構成●サッカーダイジェストTV編集部
【画像】2024年夏に海外で新天地を求めたサムライたち
【画像】華やかに可憐にピッチで輝く!世界の“美女フットボーラー”を一挙紹介!
【記事】「なぜスタメンじゃないんだ」「移籍なのか?」マンC関心の古橋亨梧、先発落ちにSNS騒然!「いない、ということは?」