移籍市場の終盤になり、遠藤航が所属するリバプールは、ウイングの獲得が注目されている。
以前からレアル・ソシエダの久保建英に対する関心が報じられてきたのは周知のとおりだ。ただ、ここに来て、リバプールはユベントスのFWフェデリコ・キエーザの獲得が秒読みとなった。
イタリア代表のキエーザだが、チアゴ・モッタ監督の新体制となってからはユベントスの構想外となっている。契約が残り1年ということもあり、移籍金は1500万ユーロ(約25億5000万円)とも言われ、他クラブにとって獲得するのに良いタイミングという見方も少なくなかった。
これに対し、2月にソシエダとの契約を2029年まで延長した久保は、23歳という若さもあり、評価額は5500万ポンド(約110億円)とも言われる。移籍金の負担額の違いは大きい。
だだ、英メディア『FootballFanCast』は、「クボはキエーザよりも完成度で勝るかもしれない。また、キエーザはたとえお買い得価格だとしても、これまでのケガの歴史がある」と報じていた。
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同メディアは久保について、「得点を量産するタリスマンではない。だが、それでもOKだ」と評している。
「クボは昨季、90分あたり0.24得点だが、得点期待値は0.13。フィニッシュの精度を示しており、リバプールのようなチームではもっと活躍できるかもしれない。昨季のプレミアリーグで、リバプールはビッグチャンス創出102回とリーグ最多を記録した。今季もまだ2試合だけだが、9回とやはりトップの数字だ」
「小柄なウインガーはまずまずの得点力を証明してきた。次はリバプールでどれだけ実らせることができるか、想像してほしい。キエーザよりも確実に良い選択肢だろう。モハメド・サラーの後継者として完璧かもしれない」
さらに、FootballFanCastは「十分な数字ではないかもしれないが、クボのキャリアはまだこれからであり、アルネ・スロット監督の下で力を伸ばしていくかもしれない」と、長期的に久保の獲得は有益との見解を示している。
「リバプールが新たな時代の幕開けに成功し、タイトルを目指していく上で、クボは完璧な補強となるだろう。最初はサラーの引き立て役として助け、それから彼の後を継いで、リバプールで活躍するのに役立つはずだ」
獲得するなら久保のほうが良かったという見解のようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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