日本サッカー協会が8月29日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選の中国戦(9月5日)、バーレーン戦(同10日)に臨む日本代表メンバーを発表。同日に会見を実施し、森保一監督と山本昌邦ナショナルチームダイレクターが出席した。
週刊誌報道の影響で代表を外れていた伊東純也と共に、怪我明けの三笘薫も復帰を果たした。三笘は31歳のファビアン・ヒュルツェラー 監督が就任したブライトンで、攻撃の中心選手として活躍しており、プレミアリーグ開幕2戦で1ゴール・1アシストをマーク。連勝発進に大きく貢献した。
また、同じプレミア勢で言えば、今夏にクリスタル・パレスに加入した鎌田大地も、国内カップ戦ではあるものの、ノーリッジ戦で1ゴール・1アシストとさっそく結果を残した。
会見の終盤、森保監督にこの2人の印象、期待したい部分を尋ねると、思わぬ答えが返ってきた。指揮官はまず、世界中の猛者が集まるプレミアリーグについて、力強くこう語ったのだ。
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「三笘、鎌田がプレーしているところは、サッカー界の最高峰のリーグだと思っています。彼らが世界選抜のような中でプレーしているところは、日本人として本当に誇りに思っています。これは質問とは少し違う答えの仕方ですけど(笑)」
そのうえで、一人ずつ次のように説明した。
「三笘に関してはプレシーズンの時から、どういう状態でコンディションを上げているか常にチェックしてきました。そのなかでプレミアリーグも始まって、彼の良さである攻撃力、献身的に守備でもチームに貢献できるところを見て招集しました。まずは得点に絡む、チャンスメイクするところを期待しています。
鎌田に関しても、得点した試合はカップ戦ですが、プレシーズンの時から同様にチェックしながら公式戦に入りました。確実に戦力として考えられていて、非常に高い期待をされているなと。3バックのなかでシャドーやボランチでプレーして、チャンスメイクもできるし、プレーメイカーとして中盤で関われるところを見ています。プレミアリーグという強度の高いなかで、球際や守備のところも、日本代表の戦力として大きく貢献してくれる評価をして招集しました」
代表活動の直前に三笘はアーセナル、鎌田はチェルシーという屈指の名門と相まみえる。森保監督も「世界最高峰」と断言する舞台で、弾みをつける結果を残せるか。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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